伊勢丹株が高値、消費の二極化が百貨店業に追い風-大手小売株高い

伊勢丹株が一時1.7%高の1260円まで上昇 し、昨年来高値を更新した。所得の二極化が進む日本にあって、富裕層は既に消 費に前向きだとの見方が強まっている。高級品を多く取り揃える百貨店の収益環 境が改善しているとみた向きから継続的に買い注文が入っているもようだ。

みずほ証券エクイティ部の酒井祐輔課長は、現在の消費動向について、「昨 年あたりから給与所得の二極化が進んでおり、上場企業やそれに類する企業に勤 める世帯の消費マインドが改善している」と分析している。

こうしたなかで日本百貨店協会が今月16日に公表した1月の東京・大阪地 区百貨店売上高は、店頭の売り上げが前年実績を上回った。「伊勢丹は売り上げ が前年比プラスで推移しており、百貨店のなかでも注目度が高い」(酒井氏)と いう。

加えて、この日午前8時50分に発表された2003年10-12月期の国内GD P速報値が、物価を除く実質ベースで前期比1.7%増、年率換算で7.0%成長と、 市場の事前予想(年率4.7%)を大幅に上回ったことも好感されているもようだ。

このため、大手小売株のなかでは、イオンが一時3.2%高の3830円まで上昇。 昨年11月以来の高値圏に上昇したほか、ユニーが同3.6%高の1213円、ニトリ が同4.3%高の6500円を付けた。

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