【個別銘柄】:カネボウ、京セラ、ニコン、三菱自、株式分割銘柄など

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

カネボウ(3102):4%高の114円と反発。売買高は1億223万株となり、 全市場でトップ。一時は11%まで上昇した。16日に花王への化粧品事業の譲渡 交渉を撤回し、産業再生機構の支援を仰ぐと発表。再生機構が出資と債権買い 取りで計5000億円規模の資金を投入すると報道されたことが好感された。花王 に化粧品事業を譲渡よりも有利なスキームだとの評価が高まった。

京セラ(6971):2.2%高の7400円と反発。前日に2004年3月期業績予想 を上方修正、ファインセラミック部門や電子デバイス部門の健闘で、事業利益 も伸びた。05年3月期も事業利益が大幅に増加するとみた向きが、同業他社に 比べて割安だとして買い注文を入れたもようだ。

アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035):共に後場に入り一段 高となり、きょうの高値を更新。終値はアドテストが5.2%高の8290円、東エ レクは4.6%高の7080円といずれも反発。日本半導体製造装置協会(SEAJ) と国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が16日発表した12月の世界市場 での半導体製造装置販売額は前年同月比39%増の25億8667万ドルと5カ月連 続でプラスとなったことがきっかけとなった。

株式分割銘柄:急上昇。1株を3株にする分割を発表したブイ・テクノロ ジー(7717)が13%高の88万1000円とストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)。 ピープルスタッフ(2324)も12%高の102万円まで上昇した。日本エイム(2383) は一時1.0%高の98万円に上昇したが、その後は下げ、6.2%安の91万円で終 了。分割を実施できる企業は好業績との見方が広がり、株式の流動性も増すこ とから投資家の買い注文が集まった。

米スティール関連銘柄:高田機工(5923)が7.1%高の605円と反発。午後 に急騰し、一時12%高まで上げた。米系投資ファンドのスティール・パートナ ーズがTOB(株式公開買い付け)を仕掛けたソトー(東証、名証2部上場) の大幅増配発表を受けて、スティールが大株主となっている銘柄には思惑買い が入ったもようだ。そのほか、スティールが株主となっている銘柄では、帝国 臓器製薬(4514)が11%高の1040円とストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)。 明星食品(2900)は12%高の620円など。ソトーに次に続くTOB候補と噂さ れている銘柄が軒並み値を上げた。

ニコン(7731):3.6%高の1394円と反発。子会社が「テラヘルツ」と呼ば れる特殊な電磁波を使った装置の製品化に世界に先駆けて成功、今月下旬に1 号機を出荷すると報じられたことが支援材料となったもようだ。

三菱自動車(7211):2.1%高の248円と小動き。生産体制の再構築や経営 陣の刷新などを伝える報道があったものの、同社の収益改善にはしばらく時間 がかかるとの見方が多く、株価には反応薄となった。北米事業の再建に注目が 集まる。

西松屋チェーン(7545):6.3%高の2790円と4日続伸。一時14%高の2980 円まで上昇し、3カ月ぶりの高値を付けた。この日が株式分割に伴う権利落ちの 初日にあたるため、投資家の関心を集めた。また業績面でも安定的に業容を拡大 できるとみられており、買い安心感が広がった。

パイオニア(6773):2.8%安の2985円と続落。一時5%安の2930円まで 下げた。転換社債(CB)を最大で600億円発行すると発表したことで、1株 当たり価値の希薄化懸念が強まったもよう。

コロムビアミュージックエンタテインメント(6791):5.1%安の131円と 大幅反落。値下がり率は東証1部で3位。一時9.4%安の125円まで下げた。大 型アーティスト「YOSHIKI」の作品の発売時期が遅れることなどにより、 2004年3月期通期の連結純損益は2億円の黒字予想から一転、7億5000万円の 赤字に転落する見通しで、市場では失望売りが膨らんだ。

エン・ジャパン(4849):13%安の25万8000円とストップ安(値幅制限い っぱいの下落)。値下がり率は大阪証券取引所ヘラクレス市場でトップ、全市場 でも3位となった。同社が前日発表した2004年12月期の純利益が前期比25% 減となる見通しが嫌気された。これまで4期連続で増収増益を続けてきただけ に、今期の2ケタ減益はネガティブに捉えられたようだ。

イーディーコントライブ(7853):5.3%安の4万4400円と続落。一時8.3% 安の4万3000円まで下落した。先週末に発表した業績下方修正が嫌気されて売 りが先行したようだ。ソフトウェア業界の低迷を背景に主力のコンピューター メディア事業が不振となっているほか、東証マザーズへの上場費用などが重し になった。

マブチモーター(6592):4.7%安の7580円と下落。午後の取引で急落、一 時6%近い7500円まで下げた。前期決算発表で連結純利益が7.2%減になった うえ、今期の純利益も13%減の予想を示したことで、売り注文が一気に膨らみ 昨年来安値を更新した。

日本電設工業(1950):1.4%安の430円と午後に入って下落。電気設備工 事の入札をめぐって談合を繰り返していた疑いが強まり、公正取引委員会が日 本電設工業など約30社に独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査に入ったとの報 道が嫌気された。

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