AT&Tワイヤレスの身売り先、英ボーダフォン有力に-独禁法考慮

米携帯電話第3位のAT&Tワイヤレス は身売り先として、約380億ドル(約4兆250億円)の買収案を提示している 英携帯電話サービス最大手ボーダフォン・グループを選択する可能性が強まっ ている。同額での買収を提案している米シンギュラー・ワイヤレスよりも米独 占禁止法に基づく反対を受けにくいと判断しているためだ。関係者が17日明 らかにした。

同関係者によれば、米地域電話SBCコミュニケーションとベルサウスの 合弁会社のシンギュラーは提示額の増額は考えていない。これに対して米ウォ ールストリート・ジャーナル紙によると、ボーダフォンは買収額を引き上げ、 買収合戦に勝利する可能性が高い。

シンギュラーとAT&Tワイヤレスはダラス、マイアミなどの一部都市で 事業が重複しており、競争阻害を懸念する独禁当局の要求を満たすには無線ラ イセンスの売却などを迫られる。ボーダフォンへの身売りの場合は「独禁法上 の懸念がない」(RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、ジョナサン・ アトキン氏)ため、シンギュラーに比べて時間をかけずに承認される可能性が ある。ボーダフォンが買収提示額を引き上げれば、それが身売り先決定の要因 になるとアトキン氏は予想している。

原題:AT&T Wireless Leans Toward Vodafone as Buyer, People Say(抜粋)

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