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KDDI株が続伸、移動体通信事業への集中検討が好材料

KDDIの株価が続伸、一時前週末終値比 3%以上値を上げ、7営業日ぶりに60万円の大台を回復した。15日に同社が固 定通信事業を分離し、収益性の高い移動体通信分野に集中する可能性が明らかに なり、好材料視されているようだ。

株価は13日に6%近く上げた後ながら、この日も小高く寄り付き、一時は 前週末比1万8000円(3.1%)高の60万7000円をつけた。午前終値は同1万 7000円(2.9%)高の60万6000円。

りそなアセットマネジメントの平賀正司シニアポートフォリオマネージーは、 「KDDIにとってはコストを削減できるため、ポジティブ。固定通信と携帯電 話のシナジー(相乗効果)はない」との見方を示した。

また、明治ドレスナー・アセットマネジメントの栗本英昭シニア・ポートフ ォリオ・マネジャーは、「固定通信事業はKDDIの足を引っ張っており、同分 野がなくなるということであれば評価できる」と述べた。

15日付の産経新聞は、KDDIが光ファイバーによる放送・電話サービス など固定通信事業を本体から分離し、完全子会社化する方向で検討に入ったと報 じた。収益の減少傾向に歯止めがかからない固定通信事業を切り離し、業績好調 な携帯電話事業に経営資源を集中する。KDDI広報部の外岡康課長は15日、 「固定事業の分離は検討中だが、規模、時期などはまだ決まっていない」と語っ た。

ドコモの午前終値は前週末比1000円(0.5%)安の22万3000円、ボー ダフォンは前週末と同じ24万8000円。

--共同取材:山崎朝子 Editor :Bickers, Murotani

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