コンビニ8社1月売上高:全社前年割れ-買い上げ点数が低下

ブルームバーグ・ニュースが12日までにま とめたコンビニエンスストア8社の2004年1月売上高(速報ベース)によると、 全社の既存店売上高が前年実績を下回った。消費者の間に "ついで買い" を控え る動きが広がっており、買い上げ点数が減少している。

客単価の減少

大手3社の既存店客単価をみると、セブン-イレブン・ジャパンが前年同月 比1.0%減、ローソンが同2.2%減、ファミリーマートが同2.6%減となった。 高額ハイウェーカードの販売終了で、サービス部門の単価が落ちている影響を考 慮しても、客単価は0.5%―1%程度低下したと分析できる。

ローソン広報の藤井孝司氏は、客単価の減少の背景について、「買い上げ点 数の減少が響いているのではないか」と分析。消費者が必要最小限の商品しか購 入しなくなっていることが影響していると言う。

藤井氏によると、ローソンが注力するおにぎりや中華まんの売り上げは好調 で、「内容に見合った商品は高額でも買おうという顧客が多く、むしろ価格帯は 上昇している」。しかし、スーパーやディスカウントストアの販売攻勢を背景に、 「多少(家から)遠くても、ストック商品はスーパーで買おうという顧客も多く なった」のだという。

ファミリーマート広報部の新野貴史氏も「商品単価の下落はすでに止まって おり、消費マインドが十分に回復していないことが客単価下落の理由ではない か」とみている。

暖冬で客数は増加

半面、既存店来店客数は全社で増加した。全国的に快晴の日が多く、暖冬だ ったため、固定客の来店頻度が高まったとみられている。サークルケイ・ジャパ ンでは、「極の具」シリーズと題打ったおにぎり商品が好調だったほか、健康飲料 なども伸び、既存店来店客数が同1.1%増と大きく伸びた。

○コンビニの1月売上高(前年同月比%)
注)▲はマイナス:この数値は速報ベース
チェーン名                 既存店売上高   既存店来客数   全店売上高
セブン-イレブン・ジャパン    ▲ 0.5            0.6           5.6
ローソン                    ▲ 2.1            0.0           1.3
ファミリーマート             ▲ 1.8            0.8           2.7
サークルケイ・ジャパン       ▲ 1.3            1.1           0.6
サンクスアンドアソシエイツ   ▲ 2.9            0.0        ▲ 1.1
ミニストップ                 ▲ 1.4            0.1           3.5
スリーエフ          ▲ 2.9            0.7           3.0
ポプラ            ▲ 1.5            0.5           1.0

参考:1月の主要都市各地天気状況 (カッコ内は2003年1月との比較)
           東京         名古屋          広島           福岡
上旬     7.6(+2.9)   6.0(+2.8)    6.4(+3.4)     8.7(+4.1)
中旬     5.3(-1.2)   3.5(-1.2)    5.0(-1.0)     6.1(-1.6)
下旬     6.1(+0.9)   3.4(+0.0)    2.9(-0.7)     3.7(-1.8)
通月     6.3(+0.2)   4.3(+0.6)    4.7(+0.5)     6.1(+0.2)
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