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ドコモ株じり安:契約純増が低迷、今期や来期も懸念-KDDIも安い

携帯電話国内首位のNTTドコモの株価がじ りじりと値を下げている。一時前週末比2%強下がった。日々の値下がり幅は 大きくないが、昨年3月以来の水準まで下落している。先週末発表の契約数純 増数で3位に転落したほか、今期や来期の収益を懸念する声が出ている。

株価は一時前週末比5000円(2.3%)安の21万2000円まで下落した。4日 連続安になり、昨年3月19日(21万2000円)以来の安値に並んだ。午前終値 は4000円(1.8%)安の21万3000円。売買代金は178億円と東証1部3位。

ドコモ株のじり安について市場は、契約者数の低迷、今期営業利益未達の 可能性の高まり、来期の営業減益のリスク顕在化といった「複数の要因を織り 込み始めているのではないか」(アイエヌジー証券の早川仁アナリスト)とみて いる。

6日に明らかになった1月の携帯電話契約数では、KDDIが純増シェア 6割以上と独り勝ちになり、ドコモはボーダフォンにも抜かれて昨年5月以来 の最下位になった。また、今期(2003年3月期)についてはドコモが連結営業 利益1兆900億円と予想しているのに対し、早川氏は1兆600億円と予想に届 かないと読んでいる。

早川氏は同時に、通信業界全体についても逆風が吹く可能性を指摘した。 第3世代携帯電話(3G)の新しい方式が検討されていることで、この「TD -CDMA」という通信方式ではすでに、ソフトバンクなどが予備免許を取得、 実験を開始している。これが現在の各社のビジネスモデルに影響を与える可能 性があるという。

午前の通信株はドコモ以外も安い。KDDI株の午前終値は8000円(1.4%) 安の58万3000円、ボーダフォンホールディングスの終値は4000円(1.5%)安 の25万5000円。

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