【個別銘柄】:リコー、大手銀、有線ブロード、ナナオ、小野測器

主な売買銘柄の午前の終値は次の通り。

リコー(7752):68円(3.4%)安の1952円。5日の2004年3月期第3四半期 (10-12月)連結決算で、売上高が前年同期比横ばいの4209億円だったと発表した。 主力の事務機事業は順調だったものの、為替の円高や光ディスクの需要落ち込み、従来 型の銀塩カメラの事業縮小が響き、会社予想を下回った。これに伴い、通期の売上高予 想も下方修正した。

アルゴ21(4692):100円(12%)安の720円。4日に2004年3月期の連結 純損益を従来予想の3億3800万円の黒字から10億円の赤字(前期は2億8300万円 の赤字)へと下方修正した。収益環境の悪化や不採算案件が生じたことなどが要因。こ れに伴い、期末に20円を予定していた配当を見送り、年間配当は無配にするとしたこ とも悪材料視された。

大手銀行グループ株:みずほフィナンシャルグループ(8411)が7000円 (2.4%)高の29万4000円、UFJホールディングス(8307)が2万9000円 (7.1%)高の43万5000円、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が6000円 (1.1%)高の52万9000円、三菱東京フィナンシャル・グループ(8306)は変わら ずの78万円。読売新聞は5日付の朝刊で、金融庁が同日から、大手11行を対象とした 特別検査を順次始める、と報じた。大口融資先の再建計画を厳格に検証し、「隠れ不良 債権」を徹底的に洗い出す構えという。

オリックス(8591):50円(0.6%)安の8950円。2004年3月期の連結純利 益を従来予想の480億円から前期比75%増の530億円へと上方修正したことが好感 され、一時110円(1.2%)高の9110円と上昇に転じたが、安くひけた。

小野測器(6858):22円(5.2%)高の449円。午後に発表した2003年12月 期連結経常利益を前回予想比15%増の17億2000万円、純利益は同24%増の18億 6000万円にそれぞれ上方修正したことが買材料視された。

有線ブロードネットワークス(4842):3000円(12%)安の2万810円。4日 に転換社債(CB)を最大で300億円発行すると発表したことで、1株当たり価値が将 来希薄化するとの懸念が浮上した。

三井物産(8031):11円(1.4%高)の781円。第3四半期決算を発表し、2004 年3月期の基礎収益は会社計画を上回るもよう。

ドコモ(9437):4000円(1.8%)安の21万9000円と下値支持線の22万円を 割り込んだ。前日に発表した10-12月期決算数値に驚きはなかったが、内容や見通し についてはアナリストらが厳しい見方を下している。

日立製作所(6501):1円(0.2%)安の661円。業績の改善が進んでいるもの の中期経営計画を軌道修正したため成長戦略が見づらいため売られたもよう。

全日本空輸(9202):9円(3.2%)高の291円。同社が前日発表した2003年 4-12月期の連結決算は、コスト削減や国内単価の上昇などで利益が大幅に改善した。

エイベックス(7860):155円(8.6%)安の1650円。前日に2004年3月期 第3四半期連結決算で通期の連結業績予想を下方修正した。純利益は前期比12%増の 35億円となる見通しで、従来予想を13億下回る。CDやDVDなどパッケージ商品約 30作品の発売を延期または中止することや、浜崎あゆみのコンサート開催時期の変更が 響く。

コンビ(7935):8円(1.1%)高の750円。5日の日経産業新聞1面で、同社が ツバメの巣にインフルエンザを予防できる効果があることを確認したと報道されたこと が好材料視された。

キャッツ(9786):38円(18%)安の165円。大幅続落始まり値は前日比44 円(21.7%)の159円まで売り込まれた。前日に創業者と現職社長が逮捕されたこと を受けて下げ幅を拡大した。

トミー(7867):86円(4.5%)安の1824円。子供の指を切断するなどの事 故が発生しミニカーの「マグナムパトレーラー」を自主回収すると発表しており、株価 は一時、前日比205円(11%)安の1705円をつけた。

三井造船(7003):5円(3.2%)高の160円。液化天然ガス(LNG)運搬船 など船舶需要の拡大期待が好感されたようだ。

東急建設(1720):18円(3.1%)高の603円。独立系投資顧問マーケット&テ クノロジーズの内山俊隆代表取締役は東急建設の株価に関して、「個人投資家が主体と なり、商いの多い銘柄に買いを入れている。昨日は東洋鋼鈑、きょうは東急建設に買い が集まっている」と指摘した。

東祥(8920):90円(13%)高の790円。ジャスダックに4日上場の銘柄。前 日の初値は700円で公募・売り出し価格330円の2.1倍となった。

シーズクリエイト(8921):10万円(16%)高の70万円。ジャスダックに4日 ジャスダックに新規上場。初値60円で公募価格27万円の2.2倍となった。

旭ダイヤモンド工業(6140):31円(5.3%)高の613円。4日に発表した第3 四半期(4-12月累計)純利益は前年同期比4倍の25億9000万円に拡大した。

ナナオ(6737):345円(14%)高の2860円。4日に増配と業績の上方修正を 発表したことを受けて、買い注文が集まった。

ユナイテッドアローズ(7606):220円(5.2%)高の4450円。同社は4日、 1株を2株にする株式分割を発表。株式分割は3月末時点の株主に対し、5月20日付 で実施する。分割後の発行済み株式数は現在の1192万5000株から2385万株になる 見通し。株式数が増える代わりに株価は理論的に低下するため、少額資金で売買する投 資家にとっては買いやすくなり、流動性が高まるとみられる。

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