有線ブロード株ストップ安:CB最大300億円で価値希薄化の懸念(3)

光ファイバーを通じてブロードバンド(高 速大容量)通信を提供する有線ブロードネットワークスの株価がストップ安 (値幅制限いっぱいの下落)。大証ヘラクレスで値下がり率首位。日本株全体に 売り注文が先行するなか、前日に転換社債(CB)を最大で300億円発行する と発表したことで、1株当たり価値が将来希薄化するとの懸念が浮上してい る。

株価午前終値は、ストップ安となる前日比3000円(13%)安の2万810 円。昨年11月21日(1万8000円)以来ほぼ2カ月半ぶりの水準になる。取引開 始から気配値を切り下げて、ストップ安で値がついた。売買代金も15億6000万 円とヘラクレス首位。同社は4日に最大で300億円(250億円と投資家の需要が 強い場合に50億円を追加発行)のCB(2009年満期ユーロ円建て)を発行する と発表した。

有線ブロード株の売り気配について市場は「基本的には日本株全体が下落 しているマーケット要因があり、CBが株式に転換された場合の将来の1株当 たり価値希薄化への懸念がある」(UFJつばさ証券の曽根基春アナリスト) とみている。

CBの転換価額は3万4525円で株価4日終値の45%高い水準。調達資金は ブロードバンド事業への投資や借入金返済に充てる。曽根氏は調達する資金で 手元資金が豊富になり財務体質を強化できるとして、有線ブロードのCB発行 を評価している。将来は株式への転換が進む可能性があるが、その間にブロー ドバンド事業を強化できるともしている。

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