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NEC:カード型カメラ付き携帯中国に投入-ブランド強化へ(3)

NECは3日、世界最小・軽量のカード型 カメラ付き携帯電話を開発した。世界最大の携帯電話市場である中国で今月末 までに先行発売し、現地でのブランド力強化に役立てる考えだ。

新製品は厚さ8.6ミリ、幅85ミリ、奥行き54ミリ、重さは70グラム。 通話にはイヤホンとマイクロホンを使う。実装技術の工夫により体積を通常の 折りたたみ式でカメラ付き携帯電話の半分に削減した。クレジットカード並み に小型で、胸のポケットなどにも入る。

価格は7000元(10万円程度)を想定し、年間10万台以上の出荷を目標に 掲げる。通信方式は、中国と欧州で普及しているGSMおよびGPRS方式に 対応している。中国市場での需要をみて日本や欧州などその他地域での販売も 検討する。

NECは携帯電話で国内首位。同事業が収益の柱となっており、昨年10 月に公表した中期経営計画では、04年度から4年以内に海外向け携帯電話の出 荷台数を今年度見込みの2.5倍の1250万台に引き上げる予定。

ただ、海外での携帯電話事業からは一時事実上撤退した経緯があり、音声 主体の低価格機種では競争力がないため、インターネット対応やカメラ付きな どの高機能機種に軸足を置く方針。

中国は、「携帯電話利用者が2億7000万人と世界最多で世界中のメーカ ーが年間700機種もの新製品を投入する激戦区であり、ここでブランド力を築 く必要がある」(田村義晴モバイルターミナル事業部長)と判断した。NEC の携帯電話のショールームを北京や上海に設置することも検討している。

NECの株価の午前終値は前日比24円(3.0%)安の779円。

Editors:Bickers、Hinoki、Ozawa

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