1月新車販売台数は4.8%増、3カ月ぶりプラス-軽9.6%増(4)

日本自動車販売協会連合会(自販連)が2日 発表した1月の登録車(軽自動車を除く)の新車販売台数は、前年同月比4.8% 増の27万2116台で、3カ月ぶりのプラスとなった。去年12月に全面改良した トヨタの普通乗用車「クラウン」、同10月に全面改良したホンダのミニバン 「オデッセイ」の投入効果で乗用車販売が4カ月ぶりに前年実績を上回ったほか、 排ガス規制強化に伴う代替需要で貨物車の販売が引き続き好調で台数を押し上げ た。

車種別では、乗用車が同1.0%増の23万810台。うち普通乗用車(300番台 ナンバー車)がクラウンやオデッセイの効果などで同31%増の9万7647台と大 幅に伸びた一方で、小型乗用車(500番台ナンバー車)はホンダの「フィット」 をはじめとするコンパクトカーの販売低迷が響いて同14%減の13万3163台と 明暗を分けた。

貨物車は排ガス規制強化の特需が続き、同32%増の3万9832台で9カ月連 続のプラス。このうち普通貨物車(100番台ナンバー車)が42%増加の1万 3250台で13カ月連続のプラス、小型貨物車(400番台ナンバー車)が同28%増 の2万6582台で2カ月連続のプラスとなった。

メーカー別では、トヨタがクラウンの効果などで4カ月ぶりのプラスに転じ たのをはじめ、日産自動車は去年9月に発売したミニバンタイプの新型小型車 「キューブ・キュービック」などに支えられて2カ月連続のプラスとなったほか、 トラック4社は引き続き2ケタ台の伸びを維持した。その一方で、ホンダはオデ ッセイの投入で普通乗用車の販売が2.7倍に拡大したものの、コンパクトカー 「フィット」を中心とする小型乗用車の落ち込みまでカバーできず、13カ月連 続のマイナスとなった。また、三菱自動車工業もコンパクトカー「コルト」の販 売が一巡したことで、前年の3分の2程度にまで激減した。

また、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した1月の軽自動車(排 気量660cc以下)販売台数は、前年同月比9.6%増の13万2001台で、2カ月連 続のプラスとなった。軽自動車もホンダの「ライフ」をはじめ、ダイハツ工業 「タント」、富士重工業「R2」など相次ぐ新型車の投入が販売増加につながり、 1月単月としては過去最高を更新した。

メーカー別では、スズキが去年9月に全面改良した主力モデル「ワゴンR」 の販売などで3カ月ぶりのプラス。ダイハツは新型車タントが寄与して2カ月連 続の増加で、乗用車の販売だけでみると3カ月連続してスズキを上回っている。 去年9月に全面改良したライフの販売が好調なホンダは4カ月連続のプラス。去 年12月に新型車R2を投入した富士重は15カ月ぶりのプラスに転じた。

総販売台数は2カ月連続でプラス、三菱自は7位に転落

登録車と軽自動車を合わせた1月の新車総販売台数は同6.3%増の40万 4117台となった。前年実績を上回るのは2カ月連続。メーカー別では、総販売 台数がトヨタに次いで2位の日産がコンパクトカーの好調な販売に加えて、去年 10月に追加投入した軽商用車の上乗せなどで同9.3%増と3カ月連続のプラス。 3位のホンダはライフを中心とした軽自動車の販売増加に支えられて同9.4%増 と3カ月ぶりのプラスに転じた。ただ、2位の日産との差は1年前と同様に約1 万台ある。

4位のスズキは主力の軽が3カ月ぶりのプラスに転じたものの、登録車が下 げどまらず、同0.1%減と3カ月連続のマイナスを余儀なくされた。三菱自動車 は登録、軽ともに落ち込んだため同17%減と3カ月ぶりのマイナスに転じると ともに、総台数でマツダを3845台下回り、去年の6位から7位に転落した。6 位に浮上したマツダは登録車が前年をわずかに下回ったが、軽が新車効果でカバ ーして同2.0%増と4カ月連続のプラスを維持した。

--*東京 小松 哲也 Tetsuya Komatsu (813)3201-3370

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tekomatsu@bloomberg.net Editor: Ozawa、Hinoki

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