2003年の投資銀行手数料収入、米ゴールドマンが首位奪う-シティから

2003年の投資銀行業務からの手数料収入で、 米証券のゴールドマン・サックス・グループが、昨年首位だった金融サービス 最大手の米シティグループから首位の座を奪ったことが分かった。

ニューヨークに拠点を置くコンサルティング会社、フリーマンによると、 M&A(企業の合併・買収)助言や株・債券の引き受けなど手数料の高い業務 からのゴールドマンの収入は、前年比25%増の25億ドル(約2600億円)とな った。シティの伸びは同2.8%増にとどまり、手数料収入23億8000万ドルで 2位となった。2002年には、融資での顧客との関係をてこにシティが首位とな っていた。

ウェルズ・ファーゴで1320億ドル相当の運用に携わるマイケル・スティ ード氏は「企業の経営トップは再び、専門知識に優れた伝統的な投資銀行との 取引を増やしている」として、昨年は、融資の「重要性が、2002年ほどではな くなった」と指摘した。

協調融資や資産担保証券(ABS)の引き受けなど、手数料の低い業務を 含めると、商業銀行の順位は上がるものの、M&A助言業務についてはゴール ドマンが優位のようだ。ゴールドマンは1月末で、2003年7月1日以降に発表 され、まだ手数料を受け取っていない手持ち案件が2390億ドル相当あり、手 数料収入は平均的な料率である案件総額の0.3%から算出すると7億1700万ド ルとなる。

デービッド・ビニアー最高財務責任者(CFO)は、2003年第4四半期 (9-11月)の決算発表時に、「投資銀行業務の手持ち案件は第4四半期に目 立って増えた」として、景気回復に伴い最高経営責任者(CEO)らが自信を 回復し、投資銀行関連の活動が活発化していると指摘していた。

シティは580億ドル相当の手持ち案件を持ち、投資銀行のなかで10位。 昨年7月以降の大型案件10件中9件で受注を逃したことが響いている。

2002、2003年の各社の手数料収入と変化率、順位は以下の通り。

2003年順位         2003年の   2003年の  変化率  2002年順位
と会社名            手数料     手数料
                   (億ドル)  (億ドル)
------------------------------------------------------------
1.  Goldman          25.0      20.3     +23%       4
2.  Citigroup        23.9      23.2     + 3%       1
3.  Morgan Stanley   21.4      19.0     +13%       5
4.  UBS              20.9      15.7     +33%       7
5.  JP Morgan        20.4      18.7     + 9%       6
6.  Merrill          19.1      21.2     -10%       2
7.  Credit Suisse    19.1      20.4     - 6%       3
8.  Deutsche Bank    18.0      14.6     +23%       8
9.  Lehman           14.0      11.9     +18%       9
10. Bank of America   9.4      07.5     +25%      10
出所:フリーマンSource: Freeman & Co.

注:1.順位は、特定顧客向けのフリーマンのリポートとは、基準が異なるため 一致しません

2.投資銀行業務には新規株式公開と増資の引き受け、大口注文、ブックビ ルディング、転換社債引き受け、債券引き受け、M&A助言が含まれます。協 調融資や資産担保証券(ABS)と不動産担保証券(MBS)の引き受け、ク ローズドエンド型投信の初期販売は含まれません。

--* ニューヨーク Margaret Popper 、 George Stein 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita (81)(3) 3201-8394 akinoshita2@bloomberg.net    Editor:Kobari

原題:Goldman Topples Citigroup as No. 1 Investment Bank Fee Earner (抜粋)

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