トヨタなど自動車株が軟調、円高基調と米景気減速への警戒感(2)

トヨタ自動車など自動車株全般が軟調。円 高・ドル安基調に加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)が28日発表した声 明をきっかけに米金融市場では金利の上昇懸念が広がり、12月の同国の新築住 宅販売や製造業耐久財受注額も事前予想を下回った。このため、米景気の先行き に慎重な見方が広まっている。トヨタ、ホンダなど大手は営業利益での対米依存 度も約70-80%と高く、収益が悪化するとみられたようだ。

各社の株価は、午前10時57分現在、トヨタが前日比60円(1.7%)安の 3530円、日産自動車が同10円(0.9%)安の1149円、ホンダ60円(1.4%)安 の4370円、マツダが3円(1.0%)安の303円、三菱自動車工業は6円 (2.3%)安の260円となっている。

三菱自は一時3%近く下落。同社は米国でローン販売の貸し倒れ増加を受け て顧客層を絞り込んでおり、2003年の販売台数は前年比26%減。増加している 他の日本メーカーと比べ不振が目立ち、この日で6日続落となっている。

ちばぎんアセットマネジメントの大越秀行運用部長は「これまで自動車全般 は好パフォーマンスをあげていただけに、特にトヨタなど業績に安心感がある銘 柄には戻り売りが出やすい」と指摘。また、三菱自は「資本増強など前向きな話 はあるが、新車投入などまだまだこれからの展開がどうなるか見極める必要があ る。基盤の弱いこういった銘柄は、円高や米景気減速といったマイナス材料にも 反応しやすい」とみている。

--*東京 白木 真紀 Maki Shiraki (813)3201-7644 mshiraki1@bloomberg.net Editor:Hinoki

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