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欧州委:仏伊蘭3カ国が財政赤字で新たなEU協定違反の恐れ(2)

欧州連合(EU)の行政執行機関であ る欧州委員会は28日、フランスとイタリア、オランダの3カ国の財政赤字 が、EUが定めた上限を超える危険性があることを明らかにした。EU加盟 各国の財政規律を定めた協定の実効性に懸念が広がっている。

欧州委員会は、仏政府が2007年までに財政赤字を対国内総生産(GD P)で3%以下に抑えるため、歳出を削減するか増税を行う必要があるとし た。EU財務相は昨年11月、仏財政赤字が2004年に3年連続で協定違反の 対GDP比3%超になることを容認している。

問題となっている安定と成長の協定は、加盟国の財政赤字が通貨ユーロ の安定性に悪影響を及ぼさないようにすることが目的。欧州委員会は、債務 比率がEU加盟国で最大のイタリアについては、財政が持続できるか問題だ とし、オランダについては、今年、対GDP3%という上限を超える可能性 があると指摘している。

またギリシャについても、財政赤字削減の先延ばしを問題視しており、 債務削減を急ぐよう求めている。一方、アイルランドの2004年の財政赤字拡 大は、一時的なものだとしている。欧州委員会は今回、仏政府と同様にEU 協定違反となっているドイツの財政赤字については触れなかった。

--*ブリュッセル Emma Vandore東京 笠原 文彦 Fumihiko Kasahara (81)(3)3201-3761 fkasahara@bloomberg.net Editor:Okochi

原題:France, Italy, Netherlands Risk More Deficit Breaches, EU Says (抜粋)

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