コンテンツにスキップする

ECBリープシャー氏:ユーロ高の影響、誇張すべきでない(2)

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メ ンバーのクラウス・リープシャー、オーストリア中央銀行総裁は、ユーロ相 場上昇がユーロ圏経済に与える悪影響について、大げさに騒ぐべきではない とし、ECBがユーロ高に対し政策対応する意向のないことを示唆した。

リープシャー氏は、ウィーンで行われたブルームバーグ・ニュースとの インタビューで、「輸出企業の競争力は為替レートのみによって決まるわけ ではないため、ユーロ高の影響を誇張すべきではない。ほかの要因も働いて いるということを景気回復が示している。金利水準は適切だ」と述べた。

最近のユーロの動向について、リープシャー氏は、「ここ数週間、数カ 月間で起こったことはかなり行き過ぎだった。新たな基礎的統計がないにも かかわらず、スピードは異例の速さだった。現時点では、市場のセンチメン トは明らかにドルに不利なものとなっている」と述べた。

リープシャー氏は、ユーロ高が石油や原材料の輸入価格を引き下げてい るとし、欧州の輸出企業に恩恵を与えていると指摘した。同氏は、ユーロの 上昇は、「一方的なものではなく、輸入面では有利になっている。これは気 楽でいいということを意味するわけではない。確かに一定のマイナス面もあ るが、わたしはこの状況を大きな文脈の中でとらえようと試みている」と述 べた。

リープシャー氏はまた、ユーロ高は欧州の消費者の購買力を高めるため 消費者もまたその恩恵を受けているともしている。

--*ウィーン John Fraher, Matthias Wabl and Michael Wudonig 東京 笠原 文彦 Fumihiko Kasahara (81)(3)3201-3761 fkasahara@bloomberg.net Editor:Okochi

原題:ECB's Liebscher Says Euro Effect Shouldn't Be Exaggerated(抜 粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE