マクロミルがマザーズに上場、初値151万円-今年初のIPOで人気

インターネットを利用した市場調査サービ スを提供するマクロミルが28日、東証マザーズに新規上場した。取引開始時に 買い注文が大量に入り、買い気配を切り上げた末、公募価格70万円の2.2倍に あたる151万円でようやく売買が成立した。公募・売り出し株数は2750株、主 幹事は新光証券。

新規上場は昨年12月24日以来約1カ月ぶり。この間、日経ジャスダック 平均が前日まで21連騰するなど新興市場は活況を呈しており、強気の投資スタ ンスを取る個人投資家が多い。このため新規上場銘柄に対する注目度も高かっ た。なかでも、「今日と明日に上場する3銘柄のうち、ネット関連企業のマクロ ミルが業態からみて最も人気が高い」(ワールド日栄証券投資調査室の藤井知 明課長)という前評判があった。

同社は2000年1月設立。インターネットリサーチ事業を主要業務とする。 独自開発した自動インターネットリサーチシステムによってウェブ調査票の作 成から調査対象者の抽出、依頼メールの配信、回答回収、集計、納品データの 作成までをウェブ上で自由に行うことができ、電話や郵送、訪問、街頭といっ た従来型の調査方法と比較して費用と時間を削減できる点が特色。同社のネッ トリサーチを利要している顧客数は昨年9月末現在703社。

市場調査の市場規模は年率7%程度で拡大しており、現在1500億円程度と みられている。うちネットリサーチの占める割合は2%(2000年)に過ぎない が、インターネットの普及とブロードバンド利用者の増加に伴い成長が期待さ れている。

2004年6月期の業績は、売上高が前期比2.1倍の18億円、経常利益が2.5 倍の5億円、当期純利益は2.7倍の3億円、EPS(1株当たり当期純利益)1 万6427円99銭を見込む。自動調査サービスの新規顧客開拓が順調なうえ、大 型調査も増えて受注単価が上昇しており、収益を伸ばしている。

今後は、ネットリサーチ事業を中核としながらも、業務提携やM&A(企 業の合併、買収)によって周辺事業にも取り組み、収益基盤を広げる意向だ。

--* 東京 浅井 真樹子 Makiko Asai

(81)(3)3201-8955 masai@bloomberg.net Editor:Ushiroyama

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