ダイハツが下落-通期業績見通しの上方修正なしで失望感(2)

トヨタ自動車グループのダイハツ工業が28 日午後に入ってさらに値を下げた。午後1時すぎに第3四半期の業績を発表した 際、通期業績見通しの上方修正がなかったことなどを嫌気して売りが急速に膨ら み、一時、前日比19円(3.7%)安の491円まで下げた。2時25分現在、15円 (2.9%)安の495円。

この日は変わらずで始まった。その後、いったん値をやや上げたあとは午前 中は前日終値を下回って推移。発表された第3四半期の業績は予想通りの内容だ ったが、株価が27日に約1年半ぶりの高値を付けるなど高水準にあるうえ、販売 台数も好調で通期業績の上方修正への期待も一部にあったため、失望売りが出た ようだ。

岡三証券の岩元泰晶アナリストは「タントなど新型車の販売が好調で、年間 の業績が予想を上回るのではないかという期待も一部にはあったようだ。株価も セクター内ではアウトパフォームしているので、予想通りの業績の発表を受け株 価が弱含んだのではないだろうか」との見方を示した。ダイハツの販売台数は 2003年、軽自動車首位のスズキにあと一歩のところまで迫り、月ベースでは逆転 する可能性もあった。

同氏は「ダイハツは2003年、タント、ミラ、ムーヴの3本柱の貢献で販売台 数が好調だった。だが、各社の新型車が出そろうなか、来期はフルモデルチェン ジの予定がない」として今後、競争が厳しくなるとの見方を示した。

--*東京 竹内カンナ Kanna Takeuchi (813)3201-8969 ktakeuchi@bloomberg.net Editor:Hinoki

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