新日石、出光興産:ガソリン卸価格を引き上げ-末端価格への転嫁進ま

新日本石油と出光興産は27日、ガソリンなど石油 製品の2月出荷分の販売店向け卸価格を引き上げると発表した。為替相場では円高・ド ル安が進んだが、原油価格が続伸したことに加え、これまでのコスト上昇分で製品価格 に転嫁できていない分を反映させる。

新日石によると、前月比でのコスト上昇分は1リットル当たり0.1円だが、これま での未転嫁分を加味して前月比で2円引き上げる。出光興産も前月比では0.1円の引き 上げだが、同じくコスト未転嫁分を反映させるとして12月比で同2円引き上げる。

ブルームバーグ・データによると、中東産ドバイ原油の1月の平均価格は1バレル 当たり28.8ドルと前月に比べ約1ドル上昇。一方、石油情報センターによると、全国平 均のレギュラーガソリン1リットル当たりの小売価格は昨年12月以降、100円と横ばい 状態が続いている。

末端価格へのコスト転嫁がなかなか進まないなかで、新日石の津田直和常務は「従来 以上に厳しい局面」と収益への影響を懸念した。

新日石の株価終値は前日比3円(0.5%)高の573円。

--*東京 鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki (813)3201-8594 isuzuki@bloomberg.net Editor:Abe

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