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ドコモ:AT&Tワイヤレス買収提案の権利留保-「通知権」を放棄(2)

携帯電話国内首位のNTTドコモは、出資 する米携帯電話3位のAT&Tワイヤレス買収を提案する権利を留保した。そ の条件として、ドコモはAT&Tワイヤレスとの契約の一部権利を放棄した。

27日に東証に提出した資料によると、ドコモはAT&Tワイヤレスとの間 で結んでいる「事前通知権」を行使しないことで合意した。この事前通知権は、 ドコモの出資比率(16%)が変わる提案がAT&Tワイヤレスに行われた場合、 AT&Tワイヤレスから事前に内容を通知される権利。

この権利についてAT&Tワイヤレスから行使しないでほしいとの申し入 れがドコモにあり、ドコモもAT&Tワイヤレスに買収提案をする権利を留保 するために、申し出に応じた。ドコモによると、これらの変更は、ドコモがA T&Tワイヤレスを買収する提案を決定したものではない。

事前通知権を持っていると、AT&Tワイヤレスへの他社の提案がドコモ に筒抜けになる可能性がある。AT&Tワイヤレスは買収提案を募ることを正 式に決定しており、これを受けてドコモに権利放棄を求めた。

AT&Tワイヤレスをめぐっては、米地域電話会社SBCコミュニケーシ ョンズとベルサウスが総額270億ドル(約2兆8885億円)の買収提案をしてい る。2社は米携帯会社2位シンギュラーの親会社で、シンギュラーとAT&T ワイヤレスを統合させる意向。

これ以外にも、携帯電話世界最大手の英ボーダフォン、米国5位のネクス テル・コミュニケーションズやドコモなどがAT&Tワイヤレスに接触してい ると報じられている。

NTTドコモの株価終値は、前日比5000円(2.1%)安の23万円。

--*東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno (813)3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor : Okubo

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