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野村証SPC:ソフバンク株7%弱、形式上保有-転換社債取得で(2)

野村ホールディングス(HD)の海外現地 法人、野村インターナショナルがリパッケージ債を発行するための特定目的会 社(SPC)がソフトバンクの株式7%弱を保有したことが13日分かった。こ のSPCは新たな社債を組成するための資産としてソフトバンクの転換社債 (CB)を昨年末に取得しており、これが形式上、計上された。

財務省の「株式の大量保有報告書」によると、野村HDのSPCであるシ ルフ(ケイマン諸島)はソフトバンク株の2519万8000株を保有した。議決権比 率にすると6.69%分の株式に相当する。財務省への報告義務発生日は昨年12月 30日で、これまではソフトバンク株式を全く保有していなかった。

シルフをめぐっては、ソフトバンクが12月30日に発行したCB3銘柄(各 500億円で計1500億円)を同日付で取得したことがすでに明らかになっている。 シルフはこのCBを裏付けとして社債を組成、形式的に社債相当部分と新株予 約権相当部分に分けて投資家に販売したもようだ。

この仕組みではCBを引き続きシルフが保有しているため、大量保有報告 書の提出義務が発生した。形式上での保有のためシルフはCBの株式への転換 権は所有していないもようだ。ソフトバンク株の6.69%所有により、シルフは 形式上、孫正義社長(昨年9月末で32.9%保有)に次ぐ2位株主になる。

ソフトバンク株式をめぐっては、昨年10月16日にも「大量保有報告書」で 米投資銀行のゴールドマン・サックス・グループが、当時の発行済み株式の

6.06%を保有していることが明らかになった。株式保有の背景などについては 不明だったが、ゴールドマンの保有をはやして株価は大きく上昇した。

この日のソフトバンク株の午前終値は前日比10円(0.3%)高の3840円。 株価は今回の増資発表(昨年12月11日)後は、1株当たりの価値希薄化懸念か ら下げ足を速め、一時2770円まで下落した。その後は持ち直し基調になり、大 台の4000円に接近してきている。

--*東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno (813)3201-8841

福田 章人 Akihito Fukuda e.ueno@bloomberg.net Editor : Okubo/Okimoto

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