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NTT労組:ベア要求4年連続で見送り、東西地域会社の減収で-春闘

日本最大級の労働組合であるNTT労働組 合は、今年の春闘で賃金のベースアップ(ベア)要求を見送る方針だ。グルー プでの収益は順調に拡大しているが、人員が多く配置されている東西地域会社 で減収が続いているため、ベア要求を再開する環境に無いと判断した。NTT 労働組合の永井浩・総合企画部中央執行委員が13日、語った。

ベア要求の見送りは2001年の春闘から4年連続。2000年の春闘ではベアを 要求したが、会社側からはゼロ回答だった。NTTの今期(2004年3月期)連 結純利益は前期比で約2.5倍の5820億円に拡大する予想だが、NTT東日本と NTT西日本という固定通信を手掛ける地域会社は減収が続いている。

東西地域会社もコスト削減で利益を確保しているが、固定通信に代わり売 上高を持続して伸ばしていくことができる事業はまだ育っていない。こうした 厳しい収益環境を踏まえて同労組はベア要求再開を時期尚早とみている。ベア は入社年次といった年功に関係なく賃金全体の水準底上げを示す。NTT労働 組合は、年功により賃金が上昇する定期昇給(定昇)については、実施を要求 する。

NTT労働組合はすでにベア要求見送りを組合員に説明し始めており、2 月9日に開催する中央委員会で正式に決定する。単独企業の労働組合としては 国内最大のNTT労働組合(組合員約22万人)がベア見送りの方針を固めたこ とは、今年の春闘に影響を与える可能性がある。NTTのベア要求見送りは、 共同通信が10日に報じていた。

NTTの株価午前終値は、前週末比8000円(1.6%)高の51万7000円。

--*東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno (813)3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor : Okubo

企業ニュース:JBN18

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