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野村証SPC:ソフバンクCB1500億円取得-資産として社債発行(2)

野村ホールディングス(HD)の海外現地法 人、野村インターナショナルがリパッケージ債を発行するための特定目的会社 (SPC)は、ソフトバンクの発行した転換社債(CB)の全額1500億円を取 得した。買い取ったCBを裏付け資産として社債を発行して投資家に販売する のが狙い。野村証券グループ本部の芳野勝典・広報部次長が6日語った。

野村HDのSPCであるシルフ(ケイマン諸島)は、ソフトバンクが12月 30日に発行したCB3銘柄(各500億円)を同日付で取得した。このCBを資 産として今後、社債を発行して機関投資家などに販売することになりそうだ。

今回のシルフを通じた社債発行の全容は明らかになっていないが、株式に 転換できる新株予約権に相当する部分については、すでに販売したもようだ。 このCBがすべて株式に転換されたと想定した場合、議決権に占める比率は

7.2%になる。

この仕組みではソフトバンクの資金調達額は変わらないが、発行したCB は形式的には社債相当部分と新株予約権相当部分に分けられて扱われることに なる。

ソフトバンクはCB発行のほか、12月29日払い込みで新株式1450万株、 金額にして487億円を発行しており、合計で1987億円の資金を調達している。 引き受け主幹事は野村インターナショナルだった。

当初はCBと新株に合計で約300億円のオプション(選択権)を付け、投 資家の需要が強い場合は主幹事に行使権を与えていた。最終的に野村インター ナショナルはこのオプションを行使しなかった。

ソフトバンクの株価終値は、前日比10円(0.3%)安の3380円。株価は今 回の増資実施を発表した昨年12月11日(終値3610円)から下げ足を速め、ス トップ安(値幅制限いっぱいの下落)を含めて同22日には一時2770円まで急 落した。増資による新株発行やCBによる潜在株式の増加で1株価値が希薄化 するとの懸念が浮上した。

その後、株価が3000円を割り込んだ段階では機関投資家の買い注文が先行 して持ち直している。

--*東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno (813)3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor : Okubo

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