エルピーダ:中国半導体大手SMICに最先端DRAM生産委託へ

NECと日立製作所の共同出資による半 導体メーカーのエルピーダメモリは25日、中国の半導体メーカーSMIC (中芯国際集成電路製造、本社・上海)に2004年10-12月期から最先端DR AM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)の生産を委託す ると発表した。

両社は昨年末にDRAMの生産委託で基本合意、本契約に漕ぎ着けた。加 工線幅が100ナノメートル以下と微細な最先端技術を利用したDRAMを5年 間にわたり生産委託する。委託量は今後両社協議のうえで決定する。

エルピーダは増強中の自社工場と、現在の生産委託先である台湾のパワー チップ(力晶半導体)に加え、SMICの生産拠点を活用することで、生産能 力を大幅に拡大できるため、韓国サムスン電子や米マイクロンテクノロジーズ と並び、世界シェア3位内に入る可能性が高まったとしている。

国内唯一のDRAMメーカーであるエルピーダは、昨年11月に坂本幸雄 新社長が就任して以降、親会社のNECと日立に生産委託していたDRAMを 自社の広島工場での生産のほか、中国や台湾のファウンドリー(受託生産業 者)に委託する方針に転換した。

生産委託先としてSMICとパワーチップおよび台湾メーカーのプロモ ス・テクノロジーズ(茂徳科技)の3社と基本合意を締結していたが、今月19 日にプロモスとの生産委託交渉を中止したと発表した。

一方、1月時点で月産3000枚(300ミリウエハー換算)だったエルピーダ の自社工場の生産能力は今月末には5倍弱の1万3000枚、04年6月には2万 1000枚まで拡大する見通し。

日立の株価は前日比5円(0.8%)安の629円、NECは同13円 (1.7%)安の743円。

--* 東京 竹本能文 Yoshifumi Takemoto(813)3201-8374

ytakemoto@bloomberg.net Editor:Okubo

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