石連会長:原油価格は28ドル近辺で推移-イラクの増産余地は少ない

石油連盟の渡文明会長(新日本石油社長)は17日 の定例会見で、当面の原油価格見通しについて石油輸出国機構(OPEC)バスケット 価格(主要7油種の平均価格)で「(1バレル当たり)28ドルに近いところで推移して いく」と述べ、高値圏での推移が続くとの見方を示した。 第4四半期が世界的に原油需要がおう盛であるという季節要因に加え、欧州での寒 波や次回OPEC総会で減産の可能性があること、米国の原油在庫が低水準であること を挙げ、「需給はタイト」であると説明した。

また、今後の注目点は、イラクの原油生産動向に言及。現在の同国の生産規模は日 量210万バレルで、イラク戦争前の同250万バレルに迫ってきているが、近いうちに 250万バレルをさらに上回るような「大幅な増産はない」(渡会長)として価格の大き な押し下げ要因にはならないとの見方を示した。

ブルームバーグ・データによると、15日のOPECバスケット価格は1バレル当た り30.04ドルと、ことし3月14日以来の30ドル台を付けた。

--*東京 鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki (03) 3201-8594 isuzuki@bloomberg.net    Editor:Abe

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