英HSBC、米モルガンSなどアジアで国債引受手数料を引き下げ

英HSBCホールディングスや米モルガン・ スタンレー、それにスイスのUBSが10月、7億5000万ドル(約810億円)規模 のフィリピン国債発行の引き受け幹事を務めた際、受け取った手数料は0.06%の 45万ドルだった。同国政府は4年前、同様の国債発行で15倍の引受手数料を銀行 側に払わなければならなかった。

ブルームバーグのデータによると、日本を除くアジア市場での債券引受手数料 は1999年以来で40%低下し、平均で0.4%と、欧米と同水準となっている。6年 前のアジア通貨の大幅下落を受けインドネシアや韓国、タイ、それにフィリピンが リセッション(景気後退)に陥ったが、手数料の値下がりはアジア市場がその通貨 危機からすでに立ち直っていることを示している。

米J.P.モルガンによれば、7-9月期の日本を除くアジア地域の経済成長率 は13.7%となり、全世界の平均成長率5.4%を上回った。米信用格付け会社スタン ダード・アンド・プア-ズ(S&P)は10月、財政改善と景気拡大の加速を理由 にインドネシアとタイ、それにマレーシアの国債を格上げした。

フィリピンの国庫管理責任者、セルジオ・エデザ氏は、「国債の引き受けを目 指す銀行が増えており、各行とも手数料を積極的に引き下げている」と述べている。

米メリルリンチによる投資適格級社債指数によれば、11月の日本を除くアジ ア市場では、債券利回りは米国債を1.2ポイント上回るものの6年ぶりの低水準と なった。1998年には7.7%と高水準を記録していた。

--*シンガポール Netty Ismail 東京 笠原 文彦 Fumihiko Kasahara (81)(3)3201-3761 fkasahara@bloomberg.net Editor: Okochi

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