ブッシュ米大統領:鉄鋼セーフガードの撤廃を表明(2)

ジョージ・W・ブッシュ米大統領は4日、 鉄鋼の緊急輸入制限(セーフガード)の撤廃を発表した。欧州や日本などによ る報復関税を避けるための措置と見られる。

ブッシュ大統領は、「このセーフガードは目的を達成した。いま廃止する時 期」との声明文を発表した。声明文はホワイトハウスのスコット・マクラレン報 道官により読み上げられた。

声明文は、米国は引き続き「米業界に不公平な損害を与える可能性のある」 鉄鋼輸入の急増がないよう監視を続けるとしている。

セーフガードは最高税率24%の関税によりUSスチールやニューコア、イ ンターナショナル・スチール・グループなどの米鉄鋼メーカーを保護する目的で 導入され、その発動期間は2005年3月までとなっていた。

世界貿易機関(WTO)は米国の鉄鋼セーフガードをWTO協定違反と判断。 これにより過去最大規模の23億ドル(約2500億円)相当の米国からの輸入製品 に対する欧州連合(EU)や日本による報復関税が認められていた。EUは15 日にも報復関税を発動するとしていた。

ブッシュ大統領はセーフガード撤廃発表に先立ち記者団に、「自由で公平な 貿易を行っている世界が米経済にとって好ましい」とし、2002年3月のセーフガ ード発動は「鉄鋼業界に調整する時間を与えるため」だったと述べていた。

--*ワシントン Richard Keil 東京 笠原 文彦 Fumihiko Kasahara (81)(3)3201-3761 fkasahara@bloomberg.net Editor:Yamahiro

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