コスモ石油:イラク産原油の購入検討、1-2月に100万バレル規模

コスモ石油は、イラク産原油を購入する方向 で検討に入った。2004年1-2月にかけての到着分で、購入規模は100万バレ ルを見込む。コスモ石油が購入を決めれば、イラク戦争後では石油元売り大手 5社が全てイラク産原油を購入することになる。

コスモ石油広報室の矢野達也氏によると、治安状況などからイラクからの 原油出荷が通常通り行われるのか不透明であるとして当初は様子をみていたが、 他社が実際に購入を行うなかで問題はないようだと判断。商業ベースでも採算 に合うとして、イラク産原油の購入検討を進めているという。同社では2000年 にイラクから約219万バレルの原油を購入して以来、同国からの購入実績はな い。

石油連盟によると、ほかの石油元売り会社では、10-11月にかけて新日本 石油が600万バレル、ジャパンエナジーが400万バレル、出光興産と昭和シェ ル石油が各100万バレルのイラク産原油を商社経由でスポット購入している。

また、国際エネルギー機関(IEA)によると、10月のイラクの原油生産 は日量160万バレルと、6月時点の同44万バレルから回復している。同国北部 のキルクークからはパイプラインの爆破などの影響で輸出できないため、南部 のバスラから輸出を実施。イラクの原油生産について、コスモ石油の日下部功・ 海外部長は「政治、軍事情勢に反して原油生産は回復しており、現在の状況から すると驚異的(なペース)」と指摘している。

コスモ石油の株価終値は前日比4円(1.6%)高の209円。

--*東京 鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki (81)(3)3201-8594 isuzuki@bloomberg.net Editor:Abe

企業ニュース:JBN18 新日本石油のニュース {5001 JP

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