米パトナムの投信不祥事、メロンやドイツ銀には手数料獲得の好機

米投資信託の不正取引問題をめぐる当局の 調査が広がるなか、米銀大手のメロン・ファナンシャルやステート・ストリート、 ドイツ銀行などの金融機関が、6億ドル(約660億円)の手数料獲得に向けて しのぎを削っている。米投信会社5位のパトナムが10月28日に、米マサチュ ーセッツ州と連邦政府当局から証券詐欺罪で告発されて以来、少なくとも11以 上の公的年金基金が同社から100億ドルの資金を引き揚げており、こうした資 産の移管が手数料獲得の好機となっているからだ。

パトナムやアライアンス・キャピタル・マネジメント、ストロング・キャピ タル・マネジメントなど投信会社の不正取引をめぐる捜査をきっかけに、メロ ン・ファイナンシャル傘下で機関投資家の資産移管を支援するメロン・トランジ ション・マネジメント・サービシズ部門では、かつてない忙しさで、25人の担 当者が深夜まで業務を行っている。

同部門のマーク・ケレハー氏は「多くの投資家は現在、極めて困難な状況に 置かれながら、次にどう動くかを検討している。われわれは、こうした投資家が 新しい資産運用会社に資産を動かすうえで、経済的な解決手段を模索している」 と述べた。同部門では11月に25件の資産移管を処理したという。

同氏のような資産移管業務担当者は、機関投資家が運用委託契約先を変更す る際の証券の売買を支援し、新しい投資顧問の戦略に適合するよう資産構成を調 整する役割を担っている。顧客にとっては、こうしたサービスを活用することで 運用委託先変更時に保有証券すべてを換金する手間が省ける。

--* ニューヨーク Adrian Cox 東京 守護 清恵 Kiyoe Shugo (813)3201-7499 kshugo@bloomberg.net    Editor:Kobari

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