燃料電池の水素ステーションなど国際規格統一へ-15カ国・EU

日本や米国など主要15カ国政府と欧州連 合(EU)は20日、ワシントンで、環境に優しい次世代エネルギーとして期待 されている燃料電池のインフラとなる水素ステーションなどの統一規格を作るこ とで合意した。燃料電池に関する規格の国際合意は初めて。今後、あらゆる規格 作りを各国共同で進め、燃料電池自動車などの早期普及を目指す。

米国主導で初めて開かれた水素・燃料電池閣僚会合で、合意の共同文書が採 択された。EUのほか、日、米、中国、ブラジル、カナダ、ロシア、豪州、韓国 など計15カ国が参加した。

各国は今後、水素ステーションの安全基準をはじめ、水素を供給するノズル の形状および受け口の共通化、燃料電池自動車の耐久試験の測定方法や出力表示 の統一などを共同で検討、規格化を進める。また、さまざまな水素・燃料電池に 関する取り組みや開発情報を共有・集約し、基礎研究分野での共同プロジェクト を推進する国際組織も新たに設置する。

燃料電池自動車は、燃料とする水素と空気中の酸素を反応させて電気を作り、 モーターを作動させて走行する。水を電気分解すると酸素と水素が生じるが、こ の逆の原理を利用している。排出するのは水だけで排気ガスを出さないことから 環境対策に優れ、発電効率も高いなどの特徴を持つ。

--*東京 白木 真紀 Maki Shiraki  (813)3201-7644 mshiraki1@bloomberg.net Editor:Hinoki

企業ニュース:

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE