米当局:UBS、JPモルガンなどのトレーダーを訴追-外為不正取引

米検察当局は19日、スイスの銀行大手UB Sや米銀のJ.P.モルガン・チェースなど金融機関18社のトレーダーが、外 為取引で虚偽や粉飾により投資家を欺いたとして訴追請求を行った。

ドレスナー・クラインオート・ベンソンやイスラエル・ディスカウント・ バンクなどのトレーダーは、わいろを受け取った罪にも問われている。米連邦 地検のジェームズ・コーミー検事は、「オペレーション・ウッデン・ニッケル(木 製5セント硬貨の摘発作戦)」と名付けた1年半にわたる極秘捜査が47人の逮 捕・訴追に結び付いたことを明らかにし、捜査は規制のない外為市場の腐敗に 「最大のメスを入れる」ものだと強調した。

同検事は、架空の商品を売り込んだテレマーケティング商法について、「こ れらのテレマーケティング詐欺により、投資家は数百万ドルの損害を被った」 と述べるとともに、投資家が被った損害の総額は数千万ドルに上るとの概算を 示した。

極秘捜査期間中の6カ月に発生した不正取引は123件、不正に得られた利 益は総額65万ドル(約7090万円)に上ったという。コーミー検事は、このよ うな不正行為は過去20年にわたり横行していたと指摘した。ただ、雇用主の金 融機関は、トレーダーの不正について訴追はされず、責任も問われていない。

また、これと平行して、米商品先物取引委員会(CFTC)も同日、不正 な通貨先物商品の販売や販売勧誘を理由に、31の個人と企業を告発し、連邦裁 判所に6件の差し止め命令を申請した。CFTCによると、ニューヨークの連 邦地裁は6件すべてを認め、資産を凍結した。

--*ニューヨーク David E. Rovella ニューヨーク 高井 夕起子 Yukiko Takai 東京  木下 晶代 Akiyo Kinoshita (81) (3) 3201-8394 akinoshita@bloomberg.net Editor:Kakuta

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