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日本テレコムがストップ安:中間赤字で今年最安値-通期も損失に(4)

前日に大幅な純損失決算を発表した日本テレコム ホールディングスの株価が急落。一時前日比で15%以上、下落してストップ安(値幅制 限いっぱいの下落)になった。取引開始から売り気配値を切り下げ、午後に入り下げ幅 を拡大した。本業の営業利益も投資負担から減益になり、通期の純損益も1000億円を超 える赤字に下方修正した。市場では事前の予想通り厳しい決算になったとの見方が出て いる。

株価はストップ安となる5万円(15%)安の28万3000円まで下落した。11日に付 た年初来安値(30万円)を売り気配のまま下回り、安値を一気に更新した。昨年10月 15日(28万2000円)以来1年1カ月ぶりの低水準になる。午後1時23分現在でも同じ 価格で取引が進んでいる。値下がり率は東証1部首位。

18日発表の9月中間決算は、連結純損益が1250億円の赤字(前年同期は435億円 の黒字)に陥った。固定電話の日本テレコム売却に伴う損失が1613億円に達した。主力 の携帯電話(ボーダフォン)事業でも第3世代携帯電話(3G)の投資に伴う設備償却 で費用が膨らみ、本業の利益を示す営業利益も12%減少した。

通期(2004年3月期)の連結純損益も1040億円の赤字に下方修正(従来予想は620 億円の黒字)した。

佐分博信・UFJつばさ証券アナリストは、中間期や通期予想ともに事前の見方通 りとしたうえで、「魅力ある端末・サービスによる加入者獲得回復機運が見えるまで、 株価格付けは『C』を継続する」とリポートした。「C」は、向こう半年から1年の株 価が東証株価指数(TOPIX)を5-20%下回るという、5段階で下から2番目の評 価。

ブルームバーグ・データによると、このほか、日本テレコムHDの格付けは、野村 証券が「ウェイト下げ」、三菱証券は「アンダーパーフォーム」、モルガン・スタンレ ー証券は「アンダーウェート/インライン」、みずほ証券は「ウェイト下げ」など、総 じて厳しい評価を下している。

--*東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno (813)3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor : Okubo

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