ソフバンク:八丈島に来春ブロードバンド導入-情報入手の公平性考慮

ADSL(非対称デジタル加入者線)通信 事業の国内2位のソフトバンクは、東京都の離島である八丈島にADSLとイ ンターネット技術を活用したIP電話を導入する。地元の求めに応じて準備を 進めており、「情報を入手する権利は公平であるべきだ」との考えからブロード バンド(高速大容量)通信設備の導入を決めた。

19日に都内で発表した資料によると、ソフトバンクは来年4月をめどにA DSLサービスである「ヤフーBB」とIP電話サービス「BBフォン」のサ ービスを八丈島で始める。八丈島では現在ISDN(総合デジタル通信網)に よる毎秒64キロビットの通信速度が最大だが、ヤフーBBではこれが最大で26 メガ(メガは百万)ビットまで速くなる。

導入に伴いソフトバンクは、八丈島に自社設備を設置する。こうしたイン フラコストや利用者数を考慮すると、八丈島へのブロードバンド導入は採算に 乗せるのは難しいが、「情報アクセス権は基本的人権」(孫正義社長)との立場 からサービス開始を決めた。八丈島の人口は9100人強。

現時点でNTT(東日本)は、八丈島にADSL導入をする計画は明らか にしていない。地元は当初、NTTにADSL導入を要請したが、NTTが色 よい返事をしなかったことからソフトバンクに話を持っていった。

これまでも長崎県の離島などでブロードバンドが導入された例はあるが、 本州から300キロ弱も離れた離島では初めて。ソフトバンクは今回の八丈島へ のブロードバンド導入が成功すれば、他の離島への導入も検討していく方針だ。

ソフトバンクの株価は前日比250円(6.4%)安の3650円(午後1時26分)。

--*東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno (813)3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor :

企業ニュース:JBN18

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