コンテンツにスキップする

通信3社決算:au伸びKDDI好調、ドコモ増益-日本テレコム不振

通信大手3社の中間決算は、KDDIが携 帯電話の好調を主因に利益を拡大させ、NTTも固定電話部門のコスト削減が 奏功して増益を確保した。一方で日本テレコムホールディングス(HD)は固 定電話部門の売却損で大幅な赤字に陥り、明暗が鮮明になった。3社の9月中 間決算は18日に出そろった。

通信3社で好調だったのはKDDI。本業のもうけを示す営業利益は前年 同期比2.6倍の1582億円に増加した。経常利益は3.5倍、純利益も4.2倍とい ずれも中間期としての過去最高を更新した。動画も送受信可能な第3世代携帯 電話(3G)携帯auの「CDMA2000 1x」の販売が好調なうえ、1契約当 たりの平均月間収入ARPUも安定している。

ドコモも増益を確保した。営業利益は1.6%増の8366億円、税引き前利益 も9.5%増を確保した。これまで収益の足を引っ張っていた固定電話部門がコス ト削減で息を吹き返し、増益に寄与した。子会社NTTドコモは端末販売費用 の増加で営業開始以来初の営業減益になった。

不振だったのは日本テレコムHD。営業利益は12%減の1253億円、純損益 は1250億円の大幅赤字(前年同期は435億円黒字)になった。3G携帯「ボー ダフォン・グローバル・スタンダード」の設備投資が膨らんだ結果、減価償却 費がかさみ、利益を圧迫した。さらに固定電話部門の日本テレコムを米投資会 社リップルウッド・ホールディングスに売却する際の損失が1613億円に達した。 *T

【通信大手3社の連結決算、中間実績と通期予想】 (億円、上段が中間実績、下段が通期予想、カッコ内は前期比%、日本テレコ ムの純損益は前期実数、---------は非公開、▲は赤字)

売上高 営業利益 経常(税引き前)利益 純損益 NTT 54124(+0.8) 8366(+ 1.6) 8427(+ 9.5) 3836(+1057)

110400(+1.1) 14480(+ 6.2) 14120(+ 0.5) 5820(+ 149) KDDI 13866(-0.5) 1582(+ 165) 1482(+ 249) 859(+ 320)

28200(+1.2) 2550(+81.3) 2400(+ 112) 950(+65.6) 日本テレコムHD 9028(+2.0) 1253(-12.2) 1237(-12.4) ▲1250( 435)

16800(-6.5) --------- 2120(-22.0) ▲1040( 795)

株価終値はNTTが前日比1万4000円(2.8%)高の51万6000円、KD DIは同3万6000円(6.6%)高の58万円、日本テレコムHDは6000円(1.8%) 高の33万3000円。

--*東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno (813)3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor : Okubo

企業ニュース:JBN18

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE