米メリルのオニールCEO:投資銀行業務でシェア上位5位内目指す

米証券大手メリルリンチのスタンレー・オ ニール最高経営責任者(CEO)はこのほど同社幹部に対し、投資銀行業界が 4年ぶりに回復基調を見せていることから、引き受け業務や助言業務における 市場シェアの拡大を目指すよう指示した。投資銀行とグローバル・マーケッツ 部門の共同責任者、グレッグ・フレミング氏が13日明らかにした。

オニールCEOは1万8000人の人員削減を実施し、過去25年余りで最高 の四半期利益率を達成した。今後は、投資銀行業界の大方の業務で上位5位を 占めたい考えで、最も収益性の高い事業を追求してきた従来の戦略を転換する。

フレミング氏はブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、「市場が 再膨張し、経営者が自信を高めつつあるため、当社は焦点をシフトする必要が 生じた」と説明。業界内での順位が低ければ顧客から提案を拒否されかねない と述べた。フレミング氏(40)とダウ・キム氏(40)は8月以降、同社純収入 の49%を占めるグローバル・マーケッツと投資銀行業務部門の経営を共同で指 揮している。

ブルームバーグ・データによると、メリルはことし、米債券引き受け幹事 ランキングで5位。2001年は2位、2000年と1999年は首位だった。ジャンク (高利回り・高リスク)債の引き受けでは、ことしは11位に低迷、1999年の5 位から後退している。少なくとも1999年以降首位を維持してきた米転換社債の 引き受けでも、ことしは5位にとどまっている。

米投資会社クエスター・マネジメントのマイケル・マデン社長は、企業が 引き受けから助言業務まで全分野に対応可能な投資銀行を選択する傾向が強ま っていると述べ、「企業は自社の全ニーズに対応できる投資銀行に絞り込む流 れがある」と指摘した。

--* ニューヨーク Stephen Cohen 東京 守護 清恵 Kiyoe Shugo (813)3201-7499 kshugo@bloomberg.net  Editor:Kakuta

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