日本株:材料とテクニカル指標から注目される個別銘柄-13日

日本株市場で注目される銘柄は次の通り。

【材料銘柄】

ベンチャー(9609):事業向け金融のニッシンと資本・業務提携すると発表。 ベンチャーが今月28日に70億円の第三者割当増資を実施し、うちニッシンが 20億円を引き受ける。また、12月には30億円の転換社債型新株予約権付社債 を発行し、ニッシンが全額を引き受ける。

富士通(6702):保有するファナック株式の売却により、1485億円を調達する と発表。これにより、2004年3月期連結決算で約831億円の特別利益を計上す る。ただ、事業構造改革に伴う特別損失を相殺するのに充てるとして、業績予 想は従来見通しを据え置いた。

太陽誘電(6976): 9月中間期の連結純損益は67億8000万円の赤字に転落 した。前年同期は7億4200万円の黒字。携帯電話やデジタル家電向けに数量ベ ースで出荷が伸びたものの、値下げ圧力や競争激化で採算が悪化。退職給付制 度改定に伴う特別損失81億2000万円を計上したことが響いた。

丸紅(8002):12月に総額755億円の優先株をみずほコーポレート銀行など 19社を引受先として発行すると発表。自己資本の増強が目的で、発行株式数は 7550万株。

協和発酵(4151):2003年9月中間期の連結純損益が41億円の赤字になった と発表。退職給付債務の一括処理などで計213億円の特別損失を計上したこと が響いた。売上高は前年同期比4.2%減の1776億円だった。

セガ(7964):2003年9月中間期の連結純利益は前年同期比5.8倍の59億 3000万円となった。家庭用ゲームソフト事業の赤字縮小が寄与。通期では10月 に発表した修正予想を据え置いた。

船井電(6839): 2003年9月中間期の連結純利益は前年同期比8.5%減の110 億円だった。急速なデジタル化でビデオやテレビなどアナログ製品の売上高が 予想以上に落ち込んだことや、9月以降の急激な円高進行で外貨建て資産の評 価損21億円を計上したことが響く。上場来初の減収減益。通期純利益は前期比 15%増の221億円と、10月発表時の修正予想を据え置いた。

TOTO(5332): 2003年9月中間期の連結純利益は前年同期比4.9倍の51 億円。住宅着工が微増で推移するなか、トイレ関係の商品が内外で好調なうえ、 住宅用システムバスユニットが過去最大級の売れ行きを続けていることが寄与。 厚生年金基金代行部分返上益を特別利益に計上したことも上乗せ要因となった。

JR東海(9022):03年9月中間期連結決算によると、純利益は前年同期比 32%増の511億円だった。「JR名古屋タカシマヤ」の売り場改装などを実施し た流通業、駅ビルなどの賃貸・販売などの不動産事業が好調で、2期ぶりの増 益となった。

三菱化(4010): 医薬品部門である三菱ウェルファーマに対して、株式公開 買い付け(TOB)を行い、持ち株比率を現在の45.08%から60.00%に引き上 げると発表。TOBに要する資金は約580億円。TOB終了後に三菱ウェルは 三菱化の子会社となる見込みだが、上場は維持する。

新日鉱HD(5016):03年9月中間連結純利益は前年同期に比べ83%増の42 億円だった。主力の石油事業が好調に推移したことに加え、米持分法適用会社 の株式公開に伴う株式売却益などの特別利益の計上が寄与した。

ホシデン(6804):03年9月中間期連結純利益は、前年同期比38%増の29億 円だった。携帯電話部品の受注増加に加え、原価低減や経費削減など効率化が 寄与した。通期純利益は期初予想を3億円上回る前期比14%増の43億円を見込 んでいる。

東燃ゼネラル(5012):03年第3四半期(7-9月期)の連結純利益が前 年同期比2.7倍の67億円になったと発表。石油製品販売の利益率が改善したこ とや、パラキシレン市況が好調だったことが寄与した。2003年12月期の通期予 想は従来予想に変更はなく、連結純利益は前期比3.2倍の270億円を見込む。

三菱自(7211):北米三菱自動車のフィンバー・オニール会長兼CEOはブル ームバーグ・ニュースとのインタビューで、北米での販売不振をてこ入れする ため、米国で販売する一部車種の価格を引き下げ、インセンティブを拡充する 方針を明らかにした。

三菱自(7211):13日付の産経新聞によれば、オランダ生産子会社の株式50% についてダイムラークライスラーに遅くとも来年中に売却する。産経の取材に 対してにエクロート社長が明言した。

グンゼ(3002): 03年9月期の連結決算は、純損益が169億円の赤字に転落 した。退職金や年金制度の改革に伴い、298億円を一括償却したことが影響した。 前年同期は23億円の黒字だった。

キッセイ薬(4547):04年3月通期の連結純利益予想を従来の48億円から56 億円に上方修正すると発表。前期比では2.5倍に相当する。利益率の高い製品 が売上構成比を高めたことで2億円程度の原価改善が見込めることに加え、研 究開発費が予想より4億円程度少なくて済むことが奏功する。

日本テレコムHD(9434):移動体通信事業に経営資源を集中する体制を整 える。ボーダフォン日本法人を事業の核に据えるのに合わせて、社名と本店所 在地を変更、新社長にボーダフォン日本法人のダリル・グリーン社長兼最高経 営責任者(CEO)が就任する。固定電話部門を売却することで携帯電話事業 に経営を移行する。

ニコン(7731):13日付の日本経済新聞によれば、国内のコンパクトフィルム カメラ事業から撤退、来年度から店頭販売を取りやめる。デジタルカメラにシ フトし、収益力を強化する。

大和ハウス(1925):03年9月中間期の連結純利益は前年同期比2.8倍の150 億円前後になったもようだ。住宅分譲や戸建て住宅の採算改善によるもの。

――ブルームバーグ・プロフェショナルでみる変化銘柄――

★【出来高急増銘柄】

(※前日の出来高が直近5日間の平均と比較して増えた上位銘柄のうち、出 来高が10万株以上の銘柄を抽出)

銘柄名(コード)    株価(前日比)  売買高   売買高/5日平均売買高
(円)    (万株)      (倍)
新阪急ホテル(9724)         205( 50)      36          28
東芝タンガロイ(6139)       479(  3)     554          23
PALTEK(7587)        1260(120)      22           5

★【5日移動平均線との高かい離銘柄】

<プラスかい離の上位銘柄>
銘柄名(コード)                株価(円) かい離率(%)
東芝タンガロイ(6139)             479         11.5
NTT(9432)                501000          9.1
石川製作所(6208)               170          7.1
住商オートリース(4703)          3120          5.5
明和産業(8103)                   170          5.5
NTTドコモ(9437)            240000          4.3
日本テレコム(9434)            330000          4.0
ベンチャー・リンク(9609)         550          3.9
トミー(7867)                    1642          3.8
光村印刷(7916)                   517          3.7

<マイナスかい離の上位銘柄>
銘柄名(コード)               株価(円)  かい離率(%)
ルック(8029)                     584        -19.5
東急建設(1720)                   969        -16.0
鈴丹(8193)                       112        -15.0
佐伯建設工業(1889)               105        -13.4
ナカノコーポ(1827)               115        -12.9
林兼産業(2286)                   103        -12.3
真柄建設(1839)                   103        -11.7
岩崎電気(6924)                   295        -11.4
ニチモ(8839)                     102       -11.2
インプレス(9479)              118000       -11.1

★【過去52週間の高値・安値を更新した銘柄】

高値  28銘柄

安値  26銘柄

<主な高値更新銘柄> バイエル(4863)、PALTEK(7587)、トスネット(4754)、富士機工(7260)、 セコムテクノ(1742)、大和重工(5610)、住商オートリース(4703)、平安レイサ ービス(2344)、アサヒビール(2502)、エルメ(8206)、メディネット(2370)、 センチュリー21・ジャパン(8898)、インテリジェンス(4757)、井上金属工業 (6246)、トミー(7867)、サンエー・インターナショナル(3605)、イズミ(8273)、 東芝タンガロイ(6139)

<主な安値更新銘柄> ほくぎん(8377)、大木建設(1851)、NECシステムテクノロジ(3717)、伊豆急 行(9019)、日本ロジテム(9060)、鈴木工務店(1995)、近畿百貨店(8244)、日本 梱包運輸倉庫(9072)、オメガ・プロジェクト(6819)、新日本建設(8893)、南野 建設(1783)、第三銀行(8529)、日本ケミファ(4539)、トマト銀行(8542)

--* 東京 小沢 均 Hitoshi Ozawa

(81)(3)3201-8955 masai@bloomberg.net Editor:sinkyo

5012 JP <Equity> CN

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE