ソフバンク株はストップ安:中間純損失773億円に拡大-比例配分(4)

前日に大幅赤字の中間決算を発表したソフ トバンクの株価が急落。ストップ安(値幅制限いっぱいの下落)の前日比500 円(10%)安で比例配分(売り注文の株数に従って買い注文を振り分ける取 引)により取引が成立した。赤字決算を契機に個人投資家の売りが膨らみ、日 中は取引が成立しなかった。

株価終値はストップ安の前日比500円(10%)安の4310円。値下がり率は 東証1部27位、取引開始から売り注文が相次ぎ、売り気配値が切り下がり、午 前の取引でストップ安売り気配になっていた。

市場はソフトバンク株のストップ安売り気配について「大幅赤字の決算を きっかけに株価が下げるとみた個人投資家が、この日は売り注文で利益を確保 しようとしている」(石川照久・泉証券商品部長)とみている。

子会社ヤフーの株も一時ストップ安となる20万円(14%)安の124万円ま で急落した。ヤフーの株価終値は同13万円(9%)安の131万円。ヤフーのほ か日本株全体も下落しており、ソフトバンクの下落を後押ししている。

10日に発表した9月中間決算は、連結純損失が773億円(前年同期は558億 円)に拡大した。ブロードバンド(高速大容量)通信事業「ヤフーBB」の顧 客獲得に伴う先行投資がかさみ赤字が続いている。

7-9月期の営業損失は151億円。四半期の営業損失は前期の第4四半期 (337億円)を底に改善傾向にある。今期の第1四半期は241億円の営業損失だ った。

大和総研の上野真・企業調査第二部シニアアナリストはこの日、ソフトバ ンクの中間決算について、あおぞら銀行の売却損で純損失は予想以上に大きか ったが、四半期の売上高や営業損失は予想通りと述べた。そのうえで「初めて 売上高や営業利益が予想可能な企業体質になったことを評価している。株式は いまが買い場と考えている」と語った。

--*東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno (813)3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor : Okubo

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