仏トタルの7-9月期:6.9%増益-石油とガス価格の上昇で(2)

欧州石油会社3位の仏トタルが7日発表し た第3四半期(7-9月)決算は、石油とガスの価格上昇と精製事業での利益 改善が奏効し、6.9%の増益となった。ただ、ドル安・ユーロ高を受け、利益 増加は限られたものとなった。

特別損益計上前の純利益は17億1000万ユーロ(約2150億円)と、前年 同期の16億ユーロから拡大した。ブルームバーグ・ニュースが実施したアナ リスト予想(16億9000万ユーロ)も上回った。1株当たり利益は2.71ユーロ と、同2.40ユーロから増加した。

石油輸出国機構(OPEC)による減産と冬の需要期を控えた在庫減少を 受け、原油とガスの価格が上昇、これがトタルの利益を押し上げた。ロンドン で取引されている原油価格は第3四半期平均で1バレル当たり28.17ドルと前 年同期比5.3%の上昇。さらに、英国での同期天然ガス平均価格も同25%上昇 した。トタルは、ことし通期の生産量を前年比5%増と見通している。

フォーティス・インベストメント・マネジメント(パリ)でトタル株式を 含む940億ドル規模の運用に携わるイグナス・ドゥ・クーナ氏は「結果はかな り(予想と)一致しているようだ」と語った。

ただ、ドルがユーロに対し年初来で8%下落したことを受け、トタルの利 益は限られたものとなった。同業の英BPや、英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェ ル・グループ、米エクソン・モービルと異なり、トタルはユーロ建てで決算発 表を行っているため、ドル安・ユーロ高が同社のドル建て収入を目減りさせた。

トタル株価は、パリ時間午前11時22分現在、前日比変わらずの135.5ユ ーロだった。

--*パリ Jad Mouawad ロンドン 吉崎美帆 Miho Yoshizaki (44) (20) 7073-3636 myoshizaki@bloomberg.net Editor: Okochi

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