ソニーと独ベルテルスマンの音楽事業統合、英EMIなどに再編圧力

ソニーと独メディア大手ベルテルスマンが6 日、音楽部門の統合で合意したことを受け、英EMIなど残る業界大手にとっ て再編への圧力が高まってきた。一方で、これらの合併については規制当局が 監視の目を光らせそうだ。

事情に詳しい関係者によると、EMIは米タイム・ワーナーのワーナー・ ミュージック部門に買収を提案し、最大10億ドル(約1100億円)の現金と統 合後の持ち分20-25%との条件を提示している。英紙フィナンシャル・タイム ズの報道によると、最大で10億ポンド(約1836億円)相当の買収代金手当て のめども立っているもようだ。また関係者によると、世界最大のレコード会社 ユニバーサル・ミュージックをかつて率いた仏ビベンディ・ユニバーサルのエ ドガー・ブロンフマン副会長も、タイム・ワーナーに買収を打診したという。

コンサルティング会社アクセンチュアのメディア娯楽部門パートナー、テ レサ・ワイズ氏は「これらの合併の意義は極めて大きい」と指摘。音楽会社に とって「唯一のコスト削減手段だからだ」と説明した。不正コピーやインター ネットからの楽曲ダウンロードの普及で音楽会社は苦戦を強いられている。

欧州連合(EU)は3年前に、EMIとワーナーの合併案を却下した。ベ ルテルスマンは9月にワーナーとの合併を模索した。EMIとベルテルスマン も合併を協議したが、2001年に不調に終わっている。

シェア(市場占有率)4分の1を握る最大手のユニバーサルについては、 他社との合併が承認されることは考えにくい。ただ一方で、業界の低迷などを 背景に、2位以下の4社の間での合併をEUが認める可能性は3年前よりも高 まっていると法律関係者は指摘している。

--* パリ Gregory Viscusi 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita (81)(3) 3201-8394 akinoshita2@bloomberg.net Editor:Kakuta

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