ソニーと独ベルテルスマン:音楽事業統合へ-NYポストが報道

6日付の米ニューヨーク・ポスト紙は、ソ ニーと独メディア大手ベルテルスマンが音楽部門の統合で合意、同日中にも発表 すると報じた。情報源は明示していない。実現すれば、仏メディア大手ビベンデ ィ・ユニバーサル傘下のユニバーサル・ミュージックに次ぐ世界第二位のレコード 会社が誕生する。

同紙によれば、ソニー・ミュージックのアンドルー・ラック会長とベルテル スマンの音楽子会社BMGのロルフ・ホルツ会長が統合後に誕生する新会社の主 要ポストに就任するという。統合完了まで数カ月かかる見込みと同紙は報じてい る。統合新会社は米音楽市場の29%のシェアを握る。世界の音楽市場でのシェ アはソニーが14.1%、BMGが11.1%。

ソニー広報センターの斉藤裕子氏は「いろいろな可能性を検討しているが、 現時点では何も決まっていない」とコメントしている。

米銀バンク・オブ・アメリカのロンドン在勤アナリスト、ジュリアン・ラッフ ェルズバウアー氏は「音楽業界は非常に困難な時期に直面しており、コストを削 減するには合併しか方法は残されていない」と指摘、「上位同士の英EMIと米 ワーナー・ミュージックが合併交渉を進めていることが、下位のソニーとベルテ ルスマンに同様の道を急がせ、取り残されないようにしたのだろう」と受け止め ている。

音楽大手5社の収益は携帯電話との競争や音楽の無断複製などにより悪化。 音楽事業の売上高はここ3年間で20%も減少し、過去10年間強で最低水準まで 落ち込んでいた。このため合併を探る動きが加速していた。

ベルテルスマンはEMIとの合併を模索したが合意に達せず、2001年にB MGの経営陣を刷新、その後1100人を削減するなどコスト削減を断行。今年に 入ってからはワーナー・ミュージックとの合併交渉を進めていた。

ただ、アナリストらは、独占禁止当局は主要5社で市場全体の75%を占め る音楽業界での大手同士による合併を2件も認可する可能性は低いとみている。 インベステック・セキュリティーズのアナリスト、キングスリー・ウィルソン氏 は「独占禁止当局が合併を認めるのは1件だけで、2件を認可するのはほぼ不可 能だろう」と予想している。

--*ロンドン Chris Peterson 東京 笠原 文彦 Fumihiko Kasahara

Desmond Hutton (81)(3)3201-3761 fkasahara@bloomberg.net Editor:Okubo

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