大手証券、ことしのボーナスは増加の見込み-平均で前年比15%増

米メリルリンチやJ.P.モルガン・チェー ス、スイスのUBSなど、ウォール街の大手証券各社のことしのボーナスは、 2年連続の減少から、増加に転じそうだ。複数の証券会社幹部がブルームバー グ・ニュースのインタビューなどで、2003年の賞与を引き上げる方針を示した。 また、ブルームバーグ・ニュースが経営幹部人材あっせん会社8社を対象に実 施した調査では、ことしの証券各社ボーナスは平均で昨年に比べ15%増、債券 トレーダーは最大で同50%増との予想が示された。

米J.P.モルガンの投資銀行副責任者で信用・金利市場のグローバル責 任者ウィリアム・ウィンターズ氏はロンドンでのインタビューで、ことしの賞 与は「業績の良い部門では昨年に比べて高いはずだ」と述べた。ただ同氏は、「業 績に基づいてはっきりと格差をつける」と話している。

賞与引き上げの原動力は好業績。米国証券業者協会(SIA)は、米証券 会社の2003年税引き前利益は過去最高の225億ドル(約2兆5000億円)との 見通しを示している。クレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB) とドイツ銀行、UBSの欧州3社も上期の投資銀行部門利益は38億ドルと前年 同期から大きく増えている。

米メリルリンチのアーマス・ファカハニー最高財務責任者(CFO)は10 月14日の電話インタビューで、重要なのは「成果を上げた人や部門を認めるこ とだ」と指摘。業績の差が「報酬の差となって反映される」(UBSインベスト メント・バンクのジョン・コスタスCEOがインタビューで)など、各社とも 業績との連動を強調している。

--* ロンドン Christine Harper 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita (81)(3) 3201-8394 akinoshita2@bloomberg.net Editor:Kakuta

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