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東証:ヤフー株は2段階でTOPIXに組み入れ-時価総額1%超(2)

東京証券取引所は、新規上場銘柄のヤフー (28日に東証1部上場)について、2段階で東証株価指数(TOPIX)に組 み入れる。日本株下落に伴いヤフーの時価総額がTOPIXの1%以上になっ たため、需給関係に影響を与えない狙いで東証が新しく導入した規則を適用す る。新ルールの実施はヤフーが初めて。

東証は31日、ヤフー株を12月1日、2004年2月2日の2回に分けてTO PIXに組み入れると発表した。株数は各94万2462株と発行済み株式の半分 ずつになる。新規上場銘柄は通常、1回でTOPIXに組み入れられるが、ヤ フーの時価総額(3兆722億円)はTOPIX時価総額(305兆6911億円)の 1%を上回ったため、影響が大きくなることを防ぐため2回に分けてTOPI Xに組み入れられる。時価総額はブルームバーグ・ニュースが算出した。

東証は8月下旬、新規上場銘柄のTOPIXへの組み入れについて、上場 後の5営業日のいずれかで時価総額がTOPIXの1%以上になった場合、2 回に分けて組み入れると発表している。この規則は9月1日から適用された。

投資家の駆け引き、活発に

ヤフーの株価終値は前日と同じ163万円(時価総額も変わらず)だが、銀 行株を中心に日本株が下落したことでTOPIX時価総額が下落、相対的にヤ フーの時価総額比率が上昇した。ヤフー実質親会社のソフトバンクの株価終値 は、前日比140円(2.5%)高の5650円。

売買代金はソフトバンクが425億円、ヤフーは260億円と東証1部の2位 と5位に入っており、ともに投資家の注目度は高い。

小林治重・丸和証券調査情報部長はヤフー株について、TOPIX組み入 れに伴いTOPIX連動の運用を目指す投資家がヤフー株を買い進む可能性が あると予想した。一方でそれを見越して先回り買いしていた投資家もあり、今 後は投資家の間での駆け引きが激しくなると指摘した。

2段階でTOPIXに組み入れられることについては、1回で組み入れら れる場合と基本的には株価への影響は同じと評価した。

大和総研によると、パッシブ運用(投資信託などで運用をTOPIXとい った指数に連動させることを目指す投資手法)の投資家の買い注文は、TOP IX組み入れの前日に発生するとして、それを11月28日と2004年1月30日 と予想している。

--*東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno (813)3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor : Okubo

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