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ドコモ株は上昇:悪材料織り込み済みで買い先行-KDDIは下落

営業開始以来初の営業減益決算を発表した NTTドコモの株価が上昇、一時前日比で5%近く上げた。収益悪化懸念から 株価が先行して下落していたなか前日に決算を発表、営業減益が表面化したこ とで悪材料はほぼ織り込んだとの見方から買い注文が先行している。

株価は一時前日比1万1000円(4.6%)高の24万8000円まで上昇した。 3日ぶりの値上がり。午前10時18分現在で同9000円(3.8%)高の24万6000 円で取引が進んでいる。売買代金は175億円と東証1部2位。

市場はドコモ株の上昇について「ここ2日間下落していたなかで、決算発 表を受けてその反動が出ていったん買い注文が先行している」(西広一・日興コ ーディアル証券エクイティ・マーケティング部部長)とみている。ドコモが発 表した9月中間決算の営業利益は前年同期比で7.8%減少した。

佐分博信・UFJつばさ証券アナリストはドコモ決算について31日付リポ ートで、「評価は中立」と分析した。通期の携帯電話加入者や1契約当たりの平 均月間収入(ARPU)を上方修正した一方、販売コストも増えていることが 明らかになった。

ドコモ株は8月22日に今年最高値(32万円)を付けた後に下落基調に入り、 10月30日には23万7000円と高値から26%下落していた。

30日に過去最高の中間利益を上げたと発表したKDDIの株価は下落、一 時前日比で2万9000円(4.6%)安の59万9000円まで下げた。6日ぶりの下 落になる。午前10時18分現在で同1万8000円(2.9%)安の61万円で取引が 進んでいる。売買代金は46億円と東証1部16位。

KDDIは7日にすでに中間期の収益概要を発表しており、前日に明らか になった数値はほぼ同じだった。通期の利益予想も7日発表の数値を据え置い たことで、収益拡大を期待して買い進んでいた投資家が、実施の決算発表を受 けて「当面の利益を確保するために売り注文に転じた」(西部長)。

KDDIの株価は5月に入り上昇基調となり、10月14日には今年最高値(67 万5000円)まで上昇していた。今週一週間も高値圏の60万円台で推移してい た。

--*東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno (813)3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor : Okubo

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