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ドコモ初の営業減益、販売費増加、KDDIは2.6倍-9月中間決算

通信国内最大手のNTTドコモと同2位の KDDIの中間連結決算は、明暗が分かれた。本業の儲けを示す営業利益でド コモが前年同期比7.8%減と中間期としては営業開始以来初の営業減益になっ た一方、KDDIの営業利益は2.6倍と急拡大した。動画も送受信可能な第3 世代携帯電話(3G)で先行したKDDIが利益を伸ばし、3Gへの移行期に あるドコモは不振だった。

30日東証で発表した9月中間連結決算によると、ドコモの営業利益は前年 同期比7.8%減の5901億円に減少した。連結売上高は同6.4%増の2兆5359億 円と増収を確保したが、新規の携帯電話を販売する際に発生する販売奨励金が 膨らみ、利益を圧迫した。営業利益は前期の下期も減益になっており、2半期 連続の減益。

営業減益になったのは1992年7月の営業開始以来初めて。中間連結純利益 は3564億円に拡大した。前年の中間純利益は巨額の海外投資損失計上から41 億7000万円に急減していた。

2004年3月期通期の連結純利益は、前期比2.9倍の6210億円と従来予想(5 月発表の6180億円)を上方修正した。ブルームバーグ・ニュースが事前に調査 したアナリストの中央値は6330億円だった。

KDDI、純利益は4.2倍

KDDIの9月中間連結純利益は前年同期比4.2倍の859億円に急増した。 営業利益は2.6倍の1582億円。3G携帯でauブランドの「CDMA2000 1 x」の販売が好調で、利益拡大が続いている。連結売上高は0.5%減の1兆3866 億円だった。KDDIは7日に中間純利益が前年同期比4.1倍の830億円にな ったもようと発表していた。

2004年3月期通期の連結純利益については、前期比66%増の950億円と7 日に発表した予想を据え置いた。

佐分博信・UFJつばさ証券アナリストは、ドコモとKDDIの目先の注 目点について「ボーナス商戦において魅力的な端末を出せるかどうか、サービ スや料金で顧客にアピールできるかどうか」と指摘した。

そのうえで、端末価格が低く、通信速度を上げた「EV-DO」サービス も開始するKDDIが戦いを有利に進められると予測した。ドコモは3G携帯 電話「FOMA(フォーマ)」への移行期にあることから、目先は苦戦すると読 んでいる。株価については、ドコモ株が割安感の出る水準まで下がったとして 下落余地は少ないと予想した。KDDI株には一段の上昇余地をみている。

株価終値は、NTTドコモが前日比4000円(1.7%)安の23万7000円、 KDDIは同6000円(1.0%)高の62万8000円。

--*東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno (813)3201-8841

大久保 義人 Yoshito Okubo

鈴木 恭子 Kyoko Suzuki

吉田 尚史 Naofumi Yoshida e.ueno@bloomberg.net Editor : Okubo

企業ニュース:JBN18

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