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イー・アクセス:株主還元前向き、株価と収益分析-株式分割視野(2)

ADSL(非対称デジタル加入者線)通信事 業国内3位のイー・アクセスは、株主還元に前向きに取り組む。株主数を増やし て、株式の流動性を高めるのが狙い。公開会社としての体制を整え、東京証券取 引所への早期上場も目指す。

イー・アクセスのエリック・ガン・チーフファイナンシャルオフィサー(C FO)が14日、都内でのブルームバーグ・ニュースとのインタビューで明らかに した。東証の新興市場マザーズに3日上場したばかりであることから、数カ月待 って株価の落ち着きどころを見極めたうえで、収益環境を踏まえて株主還元に踏 み切る。

具体的には、株式分割といった方法が視野に入っている。株式数を膨らませ て株式の流動性を高め、より多くの法人、個人が株式を購入できる環境を整える。 ガンCFOは「流動性が気になっており、よりパブリックカンパニーにしたい」 と述べ、投資家のすそ野を広げて流動性を向上させ、公開会社としての体制を強 固にする意向を示した。

大量に発行した優先株は11月7日に普通株に転換され、現在の発行済み株式 は24万7969株に増える。優先株転換により普通株は15万6902株増えるが、優 先株の投資家は一定期間株式を売却しない契約(ロックアップ契約)を結んでい る。ロックアップの期限は2004年3月22日。イー・アクセスはこうした状況も 踏まえて、今期中にも株式分割をはじめとする株主還元策を打ち出す可能性があ る。

現在市場で取引されている株式は、上場の際に公募した4万株がほぼすべて。 発行済み株式数の16%程度にとどまっている。イー・アクセスは早期に東証上場 部に移行する方針を持っており、流動性を向上させることで移行への条件を達成 していく。東証マザーズ上場時の主幹事は日興だった。株主還元などでは主幹事 証券に助言も求める。

ADSL通信事業は、加入者数でNTTグループがトップ、続いてソフトバン クグループが僅差で追っており、イー・アクセスは3位に位置している。

イー・アクセスの株価は前週末比7000円(1.9%)安の35万5000円(午後 2時41分現在)。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno

及川 美樹 Miki Oikawa --* (81)(3)3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor :Okubo

企業ニュース:JBN18

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