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イー・アクセスの千本社長:優先株は世界で当たり前-株価ストップ高

ADSL(非対称デジタル加入者線)でブロ ードバンド(高速大容量)通信を手掛けるイー・アクセスの千本倖生社長は3日、 東証マザーズ上場に伴い記者会見し、「ベンチャー企業が優先株で資金調達する のは世界で当たり前」と強調した。イー・アクセスは優先株を大量に発行してい る企業の初の上場として株価が注目されていた。

イー・アクセスはこの日、11月7日に優先株を普通株に強制転換することを 決めた。この結果、普通株は24万7969株に増える。現在の普通株は9万1067 株。優先株2種類の転換により普通株は15万6902株増えるが、収益予想の前提 になる発行済み株式は優先株転換後を用いており、優先株が転換されても株価に 影響はないとしている。

さらに優先株の大半の保有者は、上場後ほぼ半年間は株式を売却しない契約 (ロックアップ契約)を結んでいる。ロックアップの期限は2004年3月22日。

千本社長はこうした優先株の扱いについて「日本以外、シリコンバレーでは ベンチャーが優先株で資金調達して上場時やその後に普通株に転換するのは世界 のスタンダードである」と述べた。そのうえでイー・アクセスを皮切りに「日本 でもベンチャーが優先株で資金調達して上場することが普通になる」と指摘した。

株価、ストップ高で上場初日終える

東証マザーズに上場したイー・アクセスの株価の初値は25万円だった。公募 価格(18万円)に比べて7万円(39%)高い水準になる。その後も買い注文が優 勢で、初値を基準としたストップ高(値幅制限いっぱいの上場)に当たる29万円 で初日の取引を終えた。

市場は「ADSLといういま注目の業種で知名度も高い企業、投資家が値上 がり益を狙って買い進んでいる」(小川敏男・泉証券商品部副長)とみている。

千本社長は上場初日の株価動向について、価格は市場が決めることと前置き しながら「採算を重視した経営を評価していただいた」と語った。また、マザー ズは通過点との位置付けで「出来るだけ早く東証上場に移行したい」とも述べた。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno --* (81)(3)3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor:Okimoto

企業ニュース:JBN18

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