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イー・アクセスが上場:初値25万円-11月7日に優先株は強制転換へ

ADSL(非対称デジタル加入者線)でブロ ードバンド(高速大容量)通信事業を手掛けるイー・アクセスが3日、東京証 券取引所マザーズに上場し、株価は25万円で取引を開始した。公募価格(18万 円)に比べて7万円(39%)高い水準になる。

株価は取引開始から買い気配値を切り上げた後、取引が成立した。市場は 「ADSLといういま注目の業種で知名度も高い企業、投資家が値上がり益を 狙って買い進んでいる」(小川敏男・泉証券商品部副長)とみている。優先株を 大量に発行している銘柄の上場という面でも、市場の注目度は高い。市場の初 値予想は25万円前後で、これと同水準での取引となった。

イー・アクセスは現在、普通株5万1067株と優先株式をA種3万292株、 B種8万1174株発行している。ここに今回の上場で公募4万株を発行する(別 にオーバーアロットメント、需要が多い場合の追加売り出しにより6000株を発 行する予定)。調達した72億円程度の資金は、ADSL事業の設備投資のほか 借入金返済に充てる。

優先株、11月7日に普通株に強制転換

優先株式は、この日の取締役会決議で11月7日に普通株に強制的に転換さ れることになった。転換比率はA種が2.5株(普通株7万5728株)、B種は1株 (同8万1174株)。この結果、発行済み株式は24万7969株に増える(オーバー アロットメント分を除く)。

投資ファンドを中心とする優先株保有者の大半は、上場後ほぼ半年間は株 式を売却しない契約(ロックアップ契約)を結んでいる。ロックアップの期限 は2004年3月22日。この日までは株式数は増えても市場には放出されない。た だ、「この株式が潜在的な売り要因になり、株価の上値を抑える公算は大きい」 (小川氏)との見方も出ている。

イー・アクセスは昨年12月に決まっていた上場予定を、株式市場環境の悪 化から、いったん延期していた。この日の上場を受けて千本倖生社長ら首脳は 午後3時から東証で記者会見する予定になっている。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno --* (81)(3)3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor :Murotani

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