経産相:出光社長に原因究明と再発防止を要請-北海道製油所の火災問

9月29日(ブルームバーグ)出光興産北海道製油所(苫小牧市)での連続したタ ンク火災を受けて、中川昭一・経済産業相は29日夜、天坊昭彦・出光興産社長を経産 省に呼び、「度重なる発生は誠に遺憾」と述べ、徹底的な原因究明と再発防止策の策定を 求めた。同製油所では2000年以降の3年弱の間に、今回を含めて計6件の火災が起き ている。

中川経産相との会談を終えた天坊社長は記者団に対して、今後の安全対策について は消防などと協力し、「抜本的な取り組みを行いたい」と表明。火災事故を受けての責任 については、「全ての責任は私にある」と述べたうえで、まずは原因究明とその後の安全 対策を立てることが先決と語り、当面辞任する考えはないとの認識を示した。

北海道庁総務部防災消防課によると、北海道製油所では2000年2月に重油直接脱 硫装置の一部で火災が発生したほか、同年12月には常圧蒸留装置主蒸留塔頭頂部で、 2002年4月には2000年2月の火災と同じ箇所で、2003年1月には試験室内の灰化試 験用ドラフトの排気ダクトでそれぞれ火災が発生している。今回、26日未明の北海道十 勝沖地震の直後に原油タンクで火災が発生し、28日には別のナフサタンクで再び火災が 発生していた。

東京 鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki --*(81)(3)3201-8594 isuzuki@bloomberg.net Editor: Sakihama

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