出光興産:製油所の火災、勢い収まらず-消火活動を一時中断(2)

出光興産の北海道製油所(苫小牧市)で28 日にナフサタンクで発生した火災は、29日になっても火の勢いが収まっていない。

出光興産北海道製油所や苫小牧消防本部によると、29日午前6時50分から 約1時間、通常の消火剤に比べ3-4倍の消火機能のある水成膜という消火剤を大 量に放射し、消火に当たったが、現場の風が強い影響もあり、火の勢いを弱める効 果はなかった。そのため現在、消火活動を中断し、災害対策本部で対応を協議しな がら、火の勢いが拡大するのを防ぐ延焼防止活動を行っている。消火に駆けつけた 消防車両は91台。

一方、同製油所の稼働は26日以降停止しており、石油製品の供給面につい て出光興産では、「鎮火に向けて全力を傾けており、供給面での対策については未 定」(総務部広報課の西羅正一氏)としている。

同製油所は、26日未明の十勝沖地震の直後に原油タンクで火災が発生し、同 日の午後には鎮火していたが、28日午前10時46分ごろ、容量3万キロリット ルの別のナフサタンクで再度火災が発生した。出荷当時は、タンクの屋根の上に滞 留していたナフサの油臭防止のために、泡消火剤による作業準備中だった。

東京 鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki --*(81)(3)3201-8594 isuzuki@bloomberg.net Editor:Okimoto

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