7-9月の世界株式相場:景気回復の兆候反映し上昇-日本株がけん引

米国主導による世界的な景気回復の兆しが 工業製品メーカーや原材料メーカー株の需要を刺激し、第3四半期(7-9月) の世界の株価は上昇をみせている。

上昇が目立つ企業は、半導体大手の米アドバンスト・マイクロ・デバイシ ズ(AMD)などのコンピューター関連株に加え、欧州最大の電機エンジニア リング会社、スイスのABBやオーストラリア最大の資源会社、BHPビリト ンなど。

フランクフルト・トラストで130億ドル(約1兆4600億円)を運用する主 任投資オフィサー、ウィンフリート・ヒュットマン氏は「投資の流れは、景気 敏感株に移行しつつある」と指摘する。同氏は、景気加速による需要増を見込 み、ドイツの総合電機最大手シーメンスや欧州最大の電子家電メーカー、蘭ロ イヤル・フィリップス・エレクトロニクスなどの銘柄を購入しているという。

世界の株式相場の指標とされるモルガン・スタンレー・キャピタル・イン ターナショナル(MSCI)ワールド指数は、7月から9月25日の取引終了ま でに5.4%上昇。第2四半期(4-6月)の上昇率は16.4%だった。また、同 指数の半年間の上昇率は、1987年以来最大となる可能性がある。

最近の上昇をけん引したのは、UFJホールディングスやみずほフィナン シャルグループなどの大手銀行株を中心とする日本株。日経平均株価はドル換 算で22%上昇し、MSCIワールド指数を構成する23カ国のなかで最大の上昇 率となった。上昇率2位は、香港ハンセン指数の18%。

ブラジル、パキスタン、タイ、トルコなどの新興市場国ではさらに大幅な 上昇がみられた。26カ国の企業で構成するMSCIエマージング・マーケッツ・ フリー指数は14%上昇した。米ナスダック(店頭市場)総合指数も12%上昇と、 トップクラスの上昇率を記録した。

一方、中国の株式相場は、人民元相場が事実上固定されていることに関し て外圧が高まるなか、世界的な株高の流れに乗ることはできなかった。

ニューヨーク David Wilson、Justin Baer ほか 東京 堀江 広美 Hiromi Horie --*(81)(3) 3201-8913 hhorie@bloomberg.net Editor:Kakuta/Kobari

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