ドコモ:海外iモード加入者75万人超に、仏で伸びる-欧州急拡大へ

携帯電話国内首位のNTTドコモは、イン ターネット接続サービス「iモード」の海外での加入者数が75万人を超えたこ とを明らかにした。フランスの伸びが目立っており、全体のけん引役になって いる。イタリアでは年末から導入される予定で、契約者は拡大を続ける公算が 大きい。ドコモの夏野剛iモード企画部長が18日までに語った。

海外でのiモード加入者数は現時点の集計で75万4000人。国別の内訳は 多い順にフランス26万人、ドイツ19万1000人、オランダ14万8000人、台湾 14万1000人、ベルギー1万4000人。6月下旬からサービスが始まったスペイ ンや年末から提供される予定のイタリアは含まれていない。

国別の伸びでもフランスが目立つ。導入時期は5カ国中で最も遅い昨年11 月だが、今年2月に10万人突破と発表してからも加入者数ペースが加速してい る。ドコモの夏野部長はフランスでのiモード拡大について、サービスを手掛 けるブイグテレコムの積極姿勢を挙げた。

さらに海外の通信事業者からのiモードについての問い合わせが増えてお り、事業者が導入に意欲を示せばiモードを提供する方針。海外でのiモード 対応端末も増える見込みで、韓国サムスン電子や松下電器産業グループのパナ ソニック・モバイルコミュニケーションズが対応端末を今後発売する見通しだ。

課題は英国

国内でのiモード加入者は導入からほぼ1年後で560万人(携帯契約者に 占める比率は19%)に達し、2年後には2170万人(同60%)に急拡大した。 海外でのiモードについても夏野部長は「欧州は火がついた」と述べ、今後の 急激な拡大を予測した。海外での導入は昨年3月のドイツが最初。

大和総研の森行眞司アナリストは、ドコモのiモード海外展開について、 1)数量拡大による今後の開発コストの低減、2)グローバル・ローミング(世 界規模での接続サービス)による顧客の利便性向上、3)海外でのドコモ株へ の評価――といったメリットを挙げた。

欧州での携帯電話事業は、世界最大のボーダフォン対その他の事業者とい う構図になっており、欧州の事業者がボーダフォン対策でドコモの力に頼る可 能性は小さくないとしている。

欧州でも英国でのiモード展開には課題がある。動画も送受信可能な第3 世代携帯電話(3G)の導入を主目的に出資した英ハチソン3G・UKが、現 時点ではiモード導入に積極的ではないためだ。ドコモにとって英国はiモー ド展開に魅力的なマーケットだが、導入に向けてのハードルは高い。

日本でのiモード加入者は3943万7000人(8月末)。今期に入り168万人、 率にして4.4%増加している。日本でのサービス開始は99年2月で、ほぼ4年 半で4000万人に達する計算になる。

NTTドコモの株価は前日比2000円(0.7%)安の30万円(午後2時現在)。

東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno --* (81)(3)3201-8841 e.ueno@bloomberg.net Editor :Okubo

企業ニュース:JBN18

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