出光の細川海外部長:OPEC生産枠据え置きへ、イラク動向に注目

出光興産の細川強・執行役員海外部長は17日、24 日にウィーンで開催される石油輸出国機構(OPEC)総会の見通しについて、需給バ ランスが均衡していることや、原油価格が高値圏で推移していることなどから、現行の 生産枠(日量2540万バレル)を据え置くとの見通しを示した。また、イラクの原油生産 回復に伴うOPEC内での生産枠の振り分けなどの対応が今後の注目点と述べた。

細川部長は「原油価格は(依然)高いところに張り付いている」として、減産の必要 性はないと指摘。15日のOPECが指標とするバスケット価格(7油種の平均価格) は、1バレル当たり25.79ドル。9月2日以降は目標価格帯(22-28ドル)の上限 28 ドルを下回っているが、同価格帯の上限での推移となっている。そのうえで「イラクの復 興状況を見ながら、いつでも臨時総会を開けるようにしておくのでは」と述べ、今後、イ ラクの原油生産の回復状況に応じてOPECは柔軟に対応していくとの見方を示した。

OPECのシルバ事務局長は11日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビュー で、イラクからの原油輸出の回復に時間を要していることから、年内のOPEC生産枠 は据え置かれるだろうとの見方を示した。また、サウジアラビアのヌアイミ石油相は今 月初め、現在の需給バランスは均衡しており、数カ月間は均衡状態が続くとして、生産 枠の変更する必要がないとの見方を示している。

東京 鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki --*(81)(3)3201-8594 isuzuki@bloomberg.net Editor:Abe